〇掻き乱す悪魔 ページ21
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美「A....」
まさか、本当に来てくれるとは思ってなかった。
こじつけの理由と共にチケットを送ったのは俺だけど、半分諦めてた。
久しぶりに会った彼女は更に美しくなっていて、やっぱりあの時この子の手だけは離すべきではなかったと後悔がおそってくる。
「久しぶり。チケットありがとう。」
美「A...」
「舞台、すごく良かった。」
美「おぉ」
「...じゃあ、帰ろうかな」
美「え、」
「感想は謙ちゃんに伝えておくから。じゃあね、」
美「ちょっ、ちょっと待って！おれ、Aにずっと謝りたくて、」
「...何を？何について謝るの？」
美「それは、その、俺Aの気持ちにずっと気づいてたのに、Aはこれからもずっとそばに居て俺を好きでいてくれるだろうって、だから今じゃなくていいって知らんぷりしてて、だから、あの...」
テンパって自分でも何言ってるかわかんないし、咄嗟に掴んでしまったAの腕が細すぎてそれにも焦ってしまう。
美「ほんと...いっぱい傷つけたよな、」
「いまさら、」
美「あの時謙ちゃんに刃向かってでもAと一緒にいればよかった。なんて...ほんと、いまさらだよな」
「やめてよ」
美「俺マジでAが好きなんだよ、今もずっと」
その夜、久しぶりにAを抱いた。
抵抗することなく、静かに涙を流すAにかける言葉なんて当たり前にない。
酷いことをしたなんてわかってる。それでも、彼女を傷つけてでも、もう一度彼女の全てを俺という存在で埋めつくしたかった。
そう、あの頃のように。
どう思われてもいい、彼女の心にまた俺が住めれば、俺のことで頭を悩ませればいい。苦しんで苦しんで耐えられなくて俺に頼ればいい。
確かにあの時樹にAをよろしく、なんてカッコつけて言ったけど、俺じゃない誰かのお陰で綺麗になったAなんて見たくない。
俺がAを作ったんだ、今まで。そしてこれからもそう。
美勇人くん助けてってまた俺に縋り着けばいいよ。
俺は昔からずっと狡くて最低な人間なんだ。
Aの事になると特に。
あーあ、デビューなんてしなくてよかったのに。
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萩花(プロフ) - 再公開待ってました…！ありがとうございます(T . T)❤︎幸せです！ (2021年11月5日 9時) (
レス) @page48 id: 24d453562d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 毎回更新楽しみです！！誰もとくっついても満足できそうな気がします、、！笑 (2020年2月3日 2時) (レス) id: 9e83e52e35 (このIDを非表示/違反報告)
0330 - じゅりくんと幸せになってほしいです！ (2020年2月2日 8時) (レス) id: e8c7e5fc78 (このIDを非表示/違反報告)
すかいぶるー - めっちゃ面白いです！大人の関係がちょこちょこ入ってくるのが溜まりません！(*´ω`*)ふっかどうくっついてあげてほしーなー (2020年1月13日 22時) (レス) id: 5c8f53d0be (このIDを非表示/違反報告)
なあ - じゅりとくっついて欲しいです。。 (2020年1月8日 17時) (レス) id: e8a34520ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美 x他1人 | 作成日時：2019年7月26日 0時
