〇2番手は懲り懲り ページ26
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「ねぇ、うみ？どういうこと、なんで、、」
海「ごめんね」
「まって、！待ってよ！」
樹「A？」
海「あぁ、樹くん、すみません急に、Aのことお願いします」
「何言ってんの、かいと、、ねぇ！」
海「ほらA、樹くんだよ」
「やだ...やだ、うみ離れないで、、」
突然海人に呼び出されたかと思えば、目の前には腫れた目をして海人に縋り付くA。全く状況が読めない。
樹「Aとりあえず落ち着け」
海「メンバーには俺が上手く言っとくんで、Aを家に帰らせてください。」
樹「おぉ、わかった」
海「、じゃあね」
「行かないでよ、行かないで、」
樹「A！落ち着けって！」
俺の声にハッと我に返ったA。ずっとAに掴まれていた海人はここぞとばかりにドアに向かって歩き出す。
ペタン、と床に座り込むAと同じ目線になって気づく。
Aの目に、光がない。
樹「何があった、？」
「うみ...うみが、のえると、」
樹「ゆっくりでいいから、ゆっくりで」
「如恵留と言い合いになって、そしたらうみが来てくれて、」
樹「うん」
「樹に会いたいって言ったら、うみがいなくなっちゃって...」
詳しく分からないけど、大まかな内容は理解した。
でも、いつからそんな海人と関係になってたのか、知らなかった。
樹「そっか、とりあえず帰ろ？な？」
「でも、トラビスの振りが...」
樹「大丈夫だから」
「また離れてく、、」
樹「俺がいるから、ほら立って」
いなくならないで...弱々しい小さな声で呟いたその言葉はAの本心だろう。
それは俺のセリフだよ、Aが俺の前からいつの間にかいなくなってしまうような気がしてならないんだ。
現にAが求めているのは俺じゃないだろ？
また、俺じゃない。
また、俺の知らない間に泣いていた。
好きだけじゃどうにもならないんだな。
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お読みいただきありがとうございます。
暗いお話が続く中、有難いことにお気に入り1700人を突破致しました。同時に、200人以上の方に評価して頂き嬉しい限りです！
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(@__xbibibix__)
ハッピーエンドで終われるように頑張りますので、これからも応援の程よろしくお願いします。
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萩花(プロフ) - 再公開待ってました…！ありがとうございます(T . T)❤︎幸せです！ (2021年11月5日 9時) (
レス) @page48 id: 24d453562d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 毎回更新楽しみです！！誰もとくっついても満足できそうな気がします、、！笑 (2020年2月3日 2時) (レス) id: 9e83e52e35 (このIDを非表示/違反報告)
0330 - じゅりくんと幸せになってほしいです！ (2020年2月2日 8時) (レス) id: e8c7e5fc78 (このIDを非表示/違反報告)
すかいぶるー - めっちゃ面白いです！大人の関係がちょこちょこ入ってくるのが溜まりません！(*´ω`*)ふっかどうくっついてあげてほしーなー (2020年1月13日 22時) (レス) id: 5c8f53d0be (このIDを非表示/違反報告)
なあ - じゅりとくっついて欲しいです。。 (2020年1月8日 17時) (レス) id: e8a34520ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美 x他1人 | 作成日時：2019年7月26日 0時
