〇少年たち ページ18
5年かけてSnow ManとSixTONESで作り上げた少年たちが今年で終わる。
「努力したって認めて貰えない、女だから、私が女だから！」
ずっと抱いてきた劣等感をセリフに変えて吐き出す。
ジャニー『男の子としてこの舞台に出るか、それともyou抜きのメンバーでやるかのどっちか選んでよ。』
5年前、ジャニーさんから言われた言葉を思い出す。
ジャニーさんから直接性別のことを言われたのこれが最初で最後だった。
『私は、出ない。出れないよ、』
男の子の役が嫌なわけじゃない。むしろ演技の幅が広がるからやりたいとも思った。
だけど、この舞台は先輩から代々受け継がれてきた大切なものだから。それを乱す訳にはいかなかった。
それをメンバーが、すんなりはいそうですか、と認めてくれる訳もなく。
慎『AもSixTONESのメンバーだろ！』
ジェ『新しい役を作ってもらえばいいじゃん』
高『Snow Manも悲しむよ』
『でもね、少年たちっていう以上女の私は...』
樹『そういうの関係なくね？』
京『ジェシーの言う通り、違う役で出なよ』
『...舞台袖で見てるから、今年は6人で出て欲しい。』
北『Aが出なくてもSixTONESは7人だからな。』
結局私は出ないことを選んだ。やっぱり伝統を壊すわけにはいかない、今年はなんて言いつつ来年もその次も私が出演することは無いと心のどこかで分かっていた。
『舞台袖で見てるから』なんて言ったくせに公演期間中にドラマの撮影を入れてもらった。
自分がいなくても舞台で輝いているメンバーを見るのが嫌だったから。出ない選択をしたのは私なのに。弱くて狡いのはこの頃から変わりない。
そのまま2.3年目が過ぎ、出演に踏み切ったのは4年目だった。
背中を押してくれたのは大我。
京『A、俺らは十分待ったよ。伝統なんて変えてなんぼだよ、我慢する必要なんてない。ファンの子にはステージで見せつけよう。7人でSixTONESだぞって。』
『きょも、、』
京『1年目も2年目も3年目も、稽古してると誰かが言い出すんだよ、あー、ここAにやってもらいたい！とかAが居たらもっと幅が広がるのになーとか』
京『だけど皆Aの気持ちも分かるから言わなかった。でも俺は言うよ、少年たちをもっといいステージにしたいから。今年は一緒に作ろうよ、ね？』
『いいのかな...まだ怖いよ』
京『大丈夫、俺らがいるから。』
いつも私に対して控えめな大我からの言葉が私を強くしてくれた。
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萩花(プロフ) - 再公開待ってました…！ありがとうございます(T . T)❤︎幸せです！ (2021年11月5日 9時) (
レス) @page48 id: 24d453562d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 毎回更新楽しみです！！誰もとくっついても満足できそうな気がします、、！笑 (2020年2月3日 2時) (レス) id: 9e83e52e35 (このIDを非表示/違反報告)
0330 - じゅりくんと幸せになってほしいです！ (2020年2月2日 8時) (レス) id: e8c7e5fc78 (このIDを非表示/違反報告)
すかいぶるー - めっちゃ面白いです！大人の関係がちょこちょこ入ってくるのが溜まりません！(*´ω`*)ふっかどうくっついてあげてほしーなー (2020年1月13日 22時) (レス) id: 5c8f53d0be (このIDを非表示/違反報告)
なあ - じゅりとくっついて欲しいです。。 (2020年1月8日 17時) (レス) id: e8a34520ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美 x他1人 | 作成日時：2019年7月26日 0時
