14.授業 ページ17
喜峰達と話していると、いつの間にか授業の開始時間になっていたようで、チャイムと共に、茶髪の男性教師が入ってきた。
「起立！…お願いします！」
日直であろう…天馬、君だったかな。彼が号令を掛ける。皆一斉に礼をすると、教師の男性は着席を促した。
「おー、全員…揃ってるな。白竜もいんのか、」
クラス全員の頭数を数え始めた先生は、白竜が出席していることに驚きつつも数えていく。そして、私を見て何か思い出したような顔をした。
「あぁ、編入生か。A？だったか？」
「あ……はい」
私が頷くと、「よし、」といい、話し始めた。
「あー、今日の技術は……そうだな、お前ら全員殴り合うか？」
殴り……合う………？私だけが疑問を顔に出すなか、周りの一部は喜びを露にし、中にはガッツポーズしている人もいる。まず、技術じゃないのか？
そんな中先生はパチン、と指を鳴らす。……すると、浮遊感が私の体を襲い、次の瞬間には、見知らぬ洞窟の様な場所に、一人で立っていた。
「……はぁ？」
この洞窟の様な空間は、一体何なんだろうか。近くには誰もいないみたいだけど……。
少し動こうとしたところで、いきなり洞窟内に先生の声が響き渡る。
『これから殴り合い始めるぞ。そこは学園地下層だ。新入り、ルール説明するから良く聞くように。ま、とりあえず会った奴と勝負だな。魔力切れ、戦闘不可と判断した時点で教室に戻す。わかったな？』
「学園地下……」
ルール説明のことはあまり頭に入らなかったが、ここが学園地下ということは理解できた。……こんな洞窟があるとは。
で、ルールが……会った人と戦えば良いんだよね？殺さない程度に。魔力が切れたり、戦えなくなったら終わり、と。
授業にしては自由だな……。それとも、この自由さはこの先生だけなのか。
まぁ……、授業だし。気楽にやろうかな。
『そんじゃ、始めるぞ』
その声が聞こえた直後、けたたましい音が鳴り響いた。
「………うるさっ」
………特に、ここから動かなくていいかな。
とりあえず30m位の範囲に防壁を張っておく。これなら大体、人が入ってきたらすぐわかるハズ。
……近くに人の気配ないなぁ……。
「このまま皆、忘れててくれたらいいんだけど」
……あれ、今私フラグ建てたかな？
ラッキーカラー
あずきいろ
今日のイナGOキャラ様！
浪川 蓮助
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ナツキ(プロフ) - 面白いです！続きを楽しみにしています！頑張ってください (2018年9月14日 19時) (
レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
:re - みうさん» コメントありがとうございます！レス遅れて申し訳ありません…。ぼちぼち自分のペースで頑張っていきたいという思いますので、よろしくお願いします！ (2018年6月23日 13時) (レス) id: e1419e535b (このIDを非表示/違反報告)
みう - すごい面白いです！続きが気になって眠れないくらいw是非また更新してください！ (2018年4月30日 16時) (レス) id: ad05c1e2ad (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - Mayaさん» コメントありがとうございます！面白いと言って戴けて何よりです。テスト期間のため更新は遅めですが、頑張りたいと思います！ (2017年11月8日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
Maya(プロフ) - 面白いですね。続きが気になります (2017年11月7日 23時) (レス) id: cddc9cba1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：:re x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tokyoghoul1/
作成日時：2017年10月10日 21時
