40.面談 ページ44
飛行船の中、一人で窓際に立ち尽くす。
「つっ………かれたぁ……」
外の様子を見ながら、痛む腰を擦った。無理も無いと思う。だってずっと固いガタガタした岩に座っていたから。めっちゃ痛てぇよ……。
てか疲れたよ、マジで。なにが楽しくて毒蛇とのドキドキ()生活しなきゃないんだよ。
可愛いポンズさんに会えたからよかったんだけど！
あー…、でも、腰の痛みきっつ……。
最終試験に向けて痛みを紛らわせようと、体育座りをして寝ようとする。……が、大きなアナウンスの音にまた起こされた。
どうやら、ネテロ会長が面談したいらしい。
「……最初呼ばれたの、ヒソカさんだよね」
うわぁ、なんか怖い。あの会長、なんか……煽り結構上手そうだし。スルーも上手そうだけど。
それから暫くして、53番、99番、193番…と呼ばれて行く。
『301番の方お越し下さい』
……ギタラクルじゃん。じゃあ次、僕かな。
案の定、暫くして僕の番号が呼ばれた。
「二階の第一応接間……だっけ」
とりあえず二階に上がると、まさかのギタラクルとすれ違った。…ｶﾀｶﾀｶﾀ言ってたよ。なんでわざわざ……。
まぁ、どうでもいいか、と思い、いつの間にか目の前にあった応接間の扉を開けた。
「ほ、来たな」
「こんにちは…？」
「まぁ、座りなされ」
…本当にネテロ会長自ら面談とは。ちょっと驚いた。
とりあえず促されるままに座り、ネテロさんと目を合わせる。
ネテロさんは僕が座ったのを確認すると、笑って声を掛けてきた。
「心配しなくてもいいぞ。これが試験な訳じゃないからの。……じゃ、おぬしに質問じゃ。何故ハンターになろうと？」
「いや、脅されたんです…。受けないと殺すぞ的な。……まぁ、資格があれば便利だから、ですかね」
「ふぉ、大変じゃの。…２つ目の質問じゃ。今一番気になっている他の受験者は？」
「えー…、405番、404番、403番、99番、301番、44番……」
「ちょいと多すぎだが……まぁ、よしとしよう。最後の質問、今一番戦いたくないのは誰じゃ？」
「……さっきと同じ面子ですかね。特に44番」
「そうかそうか……よし。下がって良いぞ」
「あ、はい。失礼しました」
立ち上がり、礼をして部屋から出る。
……意外と拍子抜けだった。いや、漫画でもこんな感じだったのは覚えてるけど。
「…嫌な予感しかしないな、最終試験……」
そう呟いて、今度こそ寝た。……飛行船の中、大体寝てるけど気にしない。
ラッキーカラー
あずきいろ
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:re(プロフ) - さなさん» ありがとうございます！誤字等が目立つとは思いますが、楽しんで頂けたようで何よりです！ (2017年8月16日 20時) (
レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
さな - おもしろい (2017年8月16日 19時) (レス) id: ebf3cd243b (このIDを非表示/違反報告)
火怨(プロフ) - ありがとうございます。 (2017年7月21日 19時) (レス) id: c7b0e83110 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 火怨さん» コメントありがとうございます！もう公開しましたので、どうぞ閲覧ください！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 光寿さん» コメントありがとうございます！続き公開致しましたので、どうぞ閲覧よろしくお願いします！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：:re | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tokyoghoul1/
作成日時：2017年7月7日 0時
