37.来客 ページ41
ポンズさんとの共同生活から、早六日。
「…暇だね」
「…そうね」
もうこの洞穴から出られず、遂に最終日になってしまった。確実に不合格だよね。
そして、ポンズさんとずっとお話していた訳なんだけど…。
「六日もあれば、話題ってなくなりますね…」
「共通の趣味が有るわけでもないもの」
「…まぁ、そうですね」
……こんな調子だ。もう幸い期日まで一日切ってるらしいし、まぁ、いいだろう。
暇だし寝ようかな……。と僕が思った矢先、人の心音が聞こえた。現れたのは…。
「……お！Aじゃねぇか！」
「……レオリオ！？何故？！」
入ってきたのは、レオリオだった。不味い、何故…！
ここで、蛇が現れた。
それを見たレオリオは、入口の方に向かう。不味い。
「入口に戻っちゃ駄目よ！」
ポンズさんの静止の声を聞かず、レオリオは入口付近で叫んだ。
「クラピカ！ゴン！来るな！ヘビだ!」
刹那、レオリオに大量の蛇が襲い掛かる。
「レオリオッ！」
思わず立ち上がり、駆け寄ろうとしだが、毒蛇のせいで迂闊に近付けない。どうすれば……！
軽く絶望していると、誰かが二人、この洞穴に入ってきた。
「ゴン！クラピカ！何故入って来た！レオリオが入って来るなと……！」
「A？！なんでここにいるの？！」
「何！…しかし、まずレオリオが…！」
二人と共に、レオリオの元へ駆け寄る。蛇は少なくなっていて、あまり危険じゃないだろう。
二人を確認してか、レオリオが口を開く。
「バカ…ヤロ、なんで…入っ…て、きやが…」
「いい、喋るな。無理したら…！」
僕が焦るなか、ゴンは蛇の種類と毒の特徴を口にした。成る程、毒性が弱くてもこれだけ大量に咬まれれば……！
「ゴン！止血か？！」
「うん！A、よろしく！」
「あぁ！」
僕は自らが身に付けていた包帯を、レオリオの損傷部分に巻き付けていく。……これ、止血って言うんだろうか。
「早く医者に見せないと！」
「無理よ。私達、ここから出られないわ」
そのクラピカの声に、ポンズさんは冷たく返した。……まぁ、僕も出れないかな。
何故だ！？と睨み付けるクラピカを無視して、ポンズさんは語り始めた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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:re(プロフ) - さなさん» ありがとうございます！誤字等が目立つとは思いますが、楽しんで頂けたようで何よりです！ (2017年8月16日 20時) (
レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
さな - おもしろい (2017年8月16日 19時) (レス) id: ebf3cd243b (このIDを非表示/違反報告)
火怨(プロフ) - ありがとうございます。 (2017年7月21日 19時) (レス) id: c7b0e83110 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 火怨さん» コメントありがとうございます！もう公開しましたので、どうぞ閲覧ください！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 光寿さん» コメントありがとうございます！続き公開致しましたので、どうぞ閲覧よろしくお願いします！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：:re | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tokyoghoul1/
作成日時：2017年7月7日 0時
