10.ゾルディックの三人と雑談() ページ13
それからしばらくして、カナンさんは御一人でこのビルを出ていった。何でも、彼も実は念の使い手らしい。
僕らの存在していた意味、ありました？
……まぁ、それはさておき。今僕は、軽く死にそうです。
原因は…。
「あーあ、オレの依頼主、先に殺られちゃったか」
＿＿＿この方、イルミさんのせいです。
「………」
「………」
お互い、目を逸らさず見つめあったまま、カナンさんがビルを出てから1分が経過した。
いや、イルミさん目力ヤバイ、穴空くわ。そんな見られたら。
漫画ではこの瞳に見つめられてぇ…とか思ってたけど、リアルに見つめられると恐怖だわ。
だが、沈黙は、意外にもイルミさんの方から破られた。
「君、前親父が始末した、って言ってたシルヴァンって奴等の子供？」
「ｱｯ…ﾊｲ…ﾎﾞｸﾓｼﾙｳﾞｧﾝﾃﾞｽ……」
「ふーん。血って言うのは凄いね」
「……はぁ」
「親父も言ってた。『特殊血統の奴等は強い。旅団並みにな』って」
「……はい、」
「君の索敵能力、状況判断能力とか見ると、オレもそう思う」
「光栄です………？」
…褒められた気がしたので、とりあえず適当に受け答えをする。……しばらくすると、ターゲットを始末したゾルディックの御二人が到着した。
「イルミか」
「親父達に先、越されちゃった」
「今回は司令塔が優秀じゃったからの」
家族で会話をしている御三方。なんか僕の事、ゼノ様褒めてくれた気がするけど……この隙に……！！
「待て」
「ｱｯ………ﾊｲ､」
はい、死亡フラグー()シルバ様に呼び止められたぁー()
たまらず僕は正座をする。いやほらだってさ……？なんか……、失礼じゃん……？
「…何でございましょうか」
「………」
……えっ、無言……？それはそれで怖い。
僕がシルバ様の顔色を窺っていると、シルバ様がおもむろに口を開いた。
「…オレが憎くない、か。普通の人間なら我を失って取り乱す。芯の強い子供だ。しかも、イルミと渡り合うとは…」
「……お褒めに預かり光栄です」
「それだけだ」
シルバ様…は、もういいか。シルバさんは、それだけ言ってあとの御二人と共にビルを後にした。
最後…あれ、褒められてたよね？
ラッキーカラー
あずきいろ
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:re(プロフ) - さなさん» ありがとうございます！誤字等が目立つとは思いますが、楽しんで頂けたようで何よりです！ (2017年8月16日 20時) (
レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
さな - おもしろい (2017年8月16日 19時) (レス) id: ebf3cd243b (このIDを非表示/違反報告)
火怨(プロフ) - ありがとうございます。 (2017年7月21日 19時) (レス) id: c7b0e83110 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 火怨さん» コメントありがとうございます！もう公開しましたので、どうぞ閲覧ください！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
:re(プロフ) - 光寿さん» コメントありがとうございます！続き公開致しましたので、どうぞ閲覧よろしくお願いします！ (2017年7月20日 20時) (レス) id: b31406f440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：:re | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tokyoghoul1/
作成日時：2017年7月7日 0時
