雄英体育祭―予選敗退 ページ20
どうも、Aです。
驚きの早さで脱落したAです。
いつの間にか障害物競争は終わっていたらしい。友人Aに聞いたところ、1位は、なんとなんと緑谷くんだったらしい。
私がまだ脱落していないときは、ツートンカラーの髪の毛の子が1位で、それに爆豪くんが追いついているという形だったから、1位はその二人のどちらかだと思っていた。
最後まで分からないもんだなぁ。
「早くに落ちちゃった私は大人しく観戦するしかないか……」と呟いた所、最初に氷で凍らされそのまま出ることが出来なかった友人Aに、嫌味かよ、と睨まれた。ごめん。
「へぇ、次騎馬戦なんだ。」
「予選1位通過の緑谷って人、持ちポイント1000万らしいよ」
「やばくない?狙われまくりじゃん!」
なんでそんなに大袈裟に1位だけ伸びてるの!?
3位の爆豪くんで200ポイントなのに。
……ほんとなんで1位だけ1000万ポイント!?ウケるよ!
「なんで笑ってんの、A」
「いや……面白くない?1000万だよ?」
「たまにあんたのツボがわかんなくなる」
爆豪くんはこの間緑谷くんに先頭訓練で負けて泣いていたが、今回は大丈夫なんだろうか。
…………抱きつかれたこと思い出してしまった。
顔が熱い。今考えると爆豪くん大胆だよなぁ。それに、後日問い詰めてもなにも教えてくれなかった。つまり、言いたくないという事。
だがら私は聞くことをやめたし、そのことについては触れないでいた。だが一度気になり出したらずっと気になるのが私!
抱きつかれた程度でこんなにもズルズル引きずってしまうのは、私が子供だからなのか。折角高校生になったっていうのに!
「…なんでAは顔が赤いんですかね」
「えっ、あーっ、ちょっと爆豪くんの事考えててね」
正直に答えたのだが、友人Aは妙な顔をした首をかしげた。なにかおかしなことを言っただろうか。いや、言ってない。
「Aってさ」
「うん?」
「爆豪くんの事ばっかり考えてるよね」
「…………えっ」
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睡眠(プロフ) - 花帆さん» 初めまして。ありがとうございます!私もその場面はニヤニヤしながら書いておりました笑。光栄です。最後まで読んでくれて有難うございました! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ノ面白くて一気に読んでしまいました…!かっちゃんの「好きだ」の連呼ありがとうございます。トキメキましたっ (2018年2月26日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - カリナ@さん» 本当ですか…!とても嬉しいです!ありがとうございます。私の小説には勿体無い言葉です。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
カリナ@(プロフ) - 好きなヒロアカ夢小説ランキングで完膚無きまでの1位です。ご馳走様です。( ˘ω˘ ) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 4a2c949ac9 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - かむぱねるらさん» コメントありがとうございます!私も書いててドキドキしました…。完全なご都合爆豪ですが、書いてて楽しかったです!最後まで見てくれてありがとうございました。 (2017年12月17日 21時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:睡眠 | 作成日時:2017年12月4日 2時