黄色さん病系短編集 (ページ46)

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腹痛ページ46

かずなりside

「…っ…はぁっはぁっ」

ﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭ...

10分程経って漸く腹痛が治まってきた

お尻を拭いてズボンを履き手を洗ってフラフラとトイレを出る

「おい、大丈夫か？」

すぐにじゅんくんが駆け寄ってきてくれて身体を支えてくれる
トイレを出てすぐのところにあるベンチまで連れて行ってくれて2人で一緒に座る

「まだ痛い？」

「も…だい、じょ…」

そうは言ったもののまだお腹がギュルギュルいっていて無意識にお腹を摩る

「暖かいお茶買ってくるな」

そう言って自販機に走って行くじゅんくん

申し訳ない…と思っているとまた痛みの波がきてフラフラと立ち上がりトイレに戻る

.

今回は割と直ぐに痛みが引いてトイレを出ると心配顔のじゅんくんが待ち構えていた

「はい、お茶。ちょっと冷めてるけどまだ暖かいから腹に当ててろ」

再びベンチに座るとじゅんくんがお茶を渡してくれる
有難く受け取ってほんのり暖かいお茶をお腹に当てる

「もう少し落ち着いたら帰ろうか」

当たり前の様に横に腰掛け背中を温めるように摩ってくれるじゅんくん

「ありがと…」

少し恥ずかしいけど嬉しくて小さくお礼を言う

.