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胃腸炎 ページ19
しょうside
今日は教授が出張で休講になっていた。
そろそろお昼ご飯でも食べようかな〜と考えていたら家の電話が鳴って
出てみるとかずの学校からだった
4時間目が終わった頃気分が悪いと保健室に行ってしばらく寝てたんだけど吐いてしまったから迎えに来てくださいとのこと。
慌てる気持ちをぐっと抑えかずの保険証、携帯、財布、車の鍵を持って家を出た
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学校に着き保健室に向かうと顔色の悪いかずがベッドの上に座っていた。
荷物を持ってやり車に向かって助手席に座るように言う。
「朝から具合悪かったの？」
父さんに連絡して車を病院に向けて走らせながらかずに話しかける
「んーん…4時間目の途中から急に…」
「そっか…昨日お隣の子、早退したんだよね？
今日は来てたの？」
「ううん、胃腸炎でお休みですって先生言ってたよ」
まじか…多分それだな…
赤信号の間にふとかずの方を向くといつからそうしてたのかぎゅっと両手でお腹を抱えている
「かず？いつからお腹痛いの？」
「……んっ…と、いれ…」
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ..ｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ…
いつからかの質問にも答えられないほど限界らしくかずのお腹は頻繁にゴロゴロと嫌な音をさせている
吐いたと聞いた時から下すのも時間の問題だとは思っていたけどこんなに早くきてしまうとは…
「あと5分くらいで病院着くから我慢出来る？」
「んっ……」
かずが返事をした頃信号が青に変わった。
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作者名：徒夏 | 作成日時：2021年2月21日 7時
