ヒーローと甘々。その６。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】 (ページ42)

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✿欲しい物。　デカレンジャー【江成仙一】ページ42

✿セリーナ様リクエスト✿

ＮＯサイド

ある日の地球署ではこんな会話があった。

『ねー、センちゃん』

仙一「あ、A。どうしたの？」

『センちゃん最近忙しくてお出掛けとか出来て無いでしょ？今度一緒にショッピングモールにでも行かない？』

仙一「だったら是非行こうかな」

そして日曜日。

２人で訪れたショッピングモール。

『センちゃんは何処に行きたい？』

仙一「うーん、どうしようかな？Aは？」

『センちゃんの行きたいトコで良いよ』

仙一「じゃあ……」

仙一はぬいぐるみが並べられているショーケースがあるお店を指差した。

『センちゃんってあーゆーの好きだったっけ？』

仙一「何かこのクマのぬいぐるみ可愛いし」

『色んな色があるんだね』

仙一「中も見てみようよ」

仙一はトコトコと店の中に入って行く。

どうやら雑貨屋さんらしい。

イヤリングやヘアピン等のアクセサリー、鉛筆等の文房具。

最近人気の手持ち扇風機までもが揃えられていた。

仙一はヘアピンを指差して言う。

仙一「このヘアピン、Aに似合いそう」

それは、緑色の四つ葉のクローバーのパーツが付いたヘアピン。

『わぁっ、可愛い』

仙一「買ってあげるよ」

『え？でも……』

仙一「良いの良いの」

仙一はカウンターで会計を済ませてAに渡す。

早速着けてみると、何だか明るくなった様に見えた。

『ありがと、センちゃん！！』

２人は店を出て、昼食を取る。

仙一「何にする？」

『んーー…』

仙一「あ、あれAが好きなキャラクターじゃない？コラボしてるんだ！！」

『ほんとだ！！』

仙一「じゃああれにしよっか」

仙一はそう言って直ぐに２人分の昼食を頼んで戻って来る。

２人で向かい合ってそれを頬張りながら、Aは言った。

『センちゃん今日何か買った？』

仙一「Aのヘアピン位かな？」

『センちゃんも何か好きな物買いなよ。欲しい物とか無いの？』

仙一「んーー…欲しい物かぁ。Aの笑顔が見れればそれで良いかな」

『えっ』

仙一「何か変な事言ったかな」

『センちゃんイケメン過ぎない……！？』

仙一「大袈裟だなぁ」

『でも、ほんとに今日ありがとね。私が楽しみ過ぎちゃった』

仙一「警察としては、こーゆー平和な日常が送れて良かったな」

リクエストありがとうございました✨