✿手料理。 エグゼイド【花家大我】 ページ41
✿Makua*ぼっち様リクエスト✿
NOサイド
Aは花家ゲーム病クリニックに居座っている女の子。
大我との関係はと言えば、恋人だ。
でも、学校もあるから一緒に居る時間は少ない。
ある日曜日、Aが起きてキッチンに行くと、ゴミ箱の中には雑多にカップラーメンやインスタントスープの袋やカップが捨てられていた。
椅子に凭れ掛かりながら頭にタオルを掛けて眠っている様子を見ると、多分だけどずーっとこの調子だと思う。
Aは冷蔵庫の中を覗くなり、チーズやトマトの缶詰め、スパゲッティ用の乾麺を取り出す。
それから麺を茹でて、バターを塗った器の中に入れる。
それとは別に、フライパンの上にミンチとトマトの缶詰め、微塵切りしたタマネギを放り込んで炒めていく。
キッチンに、トマトの良い匂いが広がった。
出来たトマトソースをスパゲッティの入った容器に流し込んで、とろけるスライスチーズを乗っけて、オーブンに突っ込んだ。
あとは焼くだけ。
チン、と音がして、良い感じに焦げたスパゲッティグラタンが出来た。
パッパとパセリを散らして机に持って行く。
『大我、おはよ』
大我「んぁ?あぁ、お前か」
大我はのっそりと起き上がってグラタンを覗き込む。
大我「何だよこれ?」
『大我が最近インスタントスープとかカップラーメンしか食べてなさそーだったから、私が作ったの!!医者なんだから、ちゃんと自分の健康管理もしなよね』
大我「さんきゅ。じゃあ有り難く頂く」
大我はフォークに麺を絡めて口に運ぶ。
大我「美味っ」
『でしょー?ってか、食べないのに冷蔵庫には結構色々あるんだね』
大我「ニコが買ってるんじゃねーの?」
『大我じゃないんだね』
大我「でもお陰で助かった。久し振りにこんな美味いヤツ食べた気がする」
『良かったぁ』
大我「だが、朝からこんなの作るのはお腹には優しくない」
『ごめんって。そこまで配慮してなかった』
大我「まあ美味いから良いんじゃね?お前が良ければだけどさ」
大我は顔を上げてから言った。
『え?』
大我「これからも俺にこーゆー手料理作ってくんね?」
『え!?ちょっと待ってそれプロポーズ!?』
大我「は!?バッカじゃねーの!?」
『違ったならそれはそれで良いんだけど……』
大我「因みにどーすんだよ?」
『忙しいから作らないよ。これからはご自分でどーぞ』
Aは笑いながら言った。
リクエストありがとうございました✨
✿欲しい物。 デカレンジャー【江成仙一】→←✿勿体無い。 オーズ【火野映司】
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カテゴリーJ♢桜もち。 - 琴音さん» 読んで下さりありがとうございます! (2022年8月1日 15時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年7月30日 12時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 【皆様へ。】続編を作成致しましたので、リクエストはそちらによろしくお願いします! (2022年7月19日 16時) (レス) id: e0cfb8d420 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - Makua*ぼっちさん» 気に入って頂けて良かったです (2022年7月19日 16時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 小悪魔chan!さん» 了解致しました (2022年7月19日 16時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/
作成日時:2022年7月8日 22時