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✿何でも教えてあげる。 マジレンジャー【ヒカル】 ページ35

✿セリーナ様リクエスト✿

NOサイド

小津家の末っ子ちゃんA。

彼女は今、学校から出された宿題に取り掛かっていた。

だが苦手な数学の問題が一向に進まない。

兄達は皆、魔法の練習の為に出掛けている。

頼る人も居らず、どうしようかと思っていた矢先、部屋にヒカルが入って来た。

ヒカル「難しい顔して……どうしたの?」

『先生……!!学校からの、数学の宿題が分かんなくて……』

ヒカル「だったら教えるよ」

『先生、魔法とかだけじゃなくて頭も良いんだ……!?』

ヒカル「そうでも無いけどね。で、分からないのは何処?」

『えっと…ここです』

Aがテキストに指を差すと、ヒカルは距離を縮めて冊子を覗き込む。

端正な顔が近付いて、Aはつい、見惚れてしまった。

その間にも、ヒカルハ丁寧に解説してくれる。

慌ててそれをノートに取った。

耳元で囁く様に話し掛けられているから、恐らく耳も真っ赤だと思う。

でもどうにか解説を聞き終わると、あっと言う間に全ての問題を解き終えた。

『終わったー!!!』

ヒカル「お疲れ様」

『ありがとうございます、先生』

ヒカル「またいつでも聞いてね」

『先生ってほんとに……何でも出来るんですね』

ヒカル「そうとも限らないけどね」

ヒカルは苦笑する。

その笑顔に見惚れていると、顔を上げたヒカルと目が合う。

でも何故だか動く事が出来ない。

ヒカル「どうしたの?ボーッとして……」

ヒカルに心配そうに見つめられ、慌てて立ち上がる。

だが、バランスを崩して倒れ込んでしまった。

ヒカルが肩を掴んで支えようとしてくれたのも虚しく、2人で倒れた為、ヒカルに押し倒されている様な体勢になる。

『わっ………せ、せんせぇ……///』

辛うじて言えたのはそれだけだった。

ヒカルは退く所か、近付いて来て、そっと唇が重なる。

『えっ………?』

ヒカル「えっと、つい……ごめんね」

『いや、えっと…謝らなくて良いですよ……』

それだけ言うとヒカルは少しだけ微笑んだ。

ヒカル「だったら……まだ、お勉強続ける……?」

『へ…?』

ヒカル「僕と、恋の勉強。Aちゃんになら、特別に教えてあげても良いよ」

『えっと、じゃあ……お願いしても、良いですか?』

Aはヒカルを見上げながら、そう返事した。


リクエストありがとうございました✨

✿逆に良かった。 電王【野上良太郎】→←✿偉そうな人。 ゴーオンジャー【須塔大翔】



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カテゴリーJ♢桜もち。 - 琴音さん» 読んで下さりありがとうございます! (2022年8月1日 15時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年7月30日 12時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 【皆様へ。】続編を作成致しましたので、リクエストはそちらによろしくお願いします! (2022年7月19日 16時) (レス) id: e0cfb8d420 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - Makua*ぼっちさん» 気に入って頂けて良かったです (2022年7月19日 16時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 小悪魔chan!さん» 了解致しました (2022年7月19日 16時) (レス) id: e053f66a6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/  
作成日時:2022年7月8日 22時

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