ヒーローと甘々。その６。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿意外な訪問。　鎧武【凰蓮・ピエール・アルフォンゾ】 ページ3

✿Makua*ぼっち様リクエスト✿

ＮＯサイド

ユグドラシルコーポレーションで働いているAは今日の朝、過労で倒れてしまい、今は家で寝込んでいる。

上司である呉島貴虎に連絡を入れると、どうやらこちらに誰かを向かわせてくれるらしい。

誰が来るかまでは言われて無いから分からないが、湊や光実辺りだと推測している。

そして鳴らされたチャイム。

前もって鍵を開けておいた為、ドアが開く音がする。

そして入って来たのは。

凰蓮「大丈夫？」

『んっ、お、凰蓮さん…！？』

凰蓮「メロンの君に言われて来たのよ。貴方が過労熱で倒れたって」

『ありがとう、ございます』

凰蓮「良いのよ。それよりも大丈夫かしら？」

『熱がある事以外は大丈夫です……』

そう聞くと、凰蓮はAのおでこに手を伸ばす。

凰蓮「ほんとに高い熱ね！！あ、そうだわ、ご飯は何か食べた？」

『朝から寝ているので…まだ何も』

凰蓮「なら、少しキッチン借りるわね」

凰蓮はキッチンに向かい、テキパキとご飯を炊いたりしている。

暫くして戻って来ると、出来たお粥をAの側に置いた。

凰蓮「お粥作ってみたんだけど………食べられるかしら？」

『だったら………頂きます』

そう言って起き上がろうとするAの動きを凰蓮は制する。

『えっと……』

凰蓮「ほら、貴方は起きなくて良いのよ」

凰蓮はスプーンでお粥を掬ってAの口に運ぶ。

凰蓮「味は大丈夫かしら？お塩か何か足す？」

『いえ…！！めちゃめちゃ美味しいです！！』

これはお世辞でも何でも無く、ほんとにめちゃめちゃ美味しかった。

凰蓮「なら良かった」

凰蓮は嬉しそうに微笑む。

『でもまさか、凰蓮さんが来るなんて予想だにしていませんでした』

凰蓮「あら、そう？」

『ユグドラシルコーポレーションの人達が来るのかと思ったら……でも、凰蓮さんが来てくれて良かったです』

凰蓮「それなら良かったわ。体調も改善して来たみたいだし、私もそろそろお暇しましょうか」

『ほんとに、ありがとうございました』

凰蓮「あ、そうそう。これからは無理しちゃダメよ」

『えへへ…はい』

Aは苦笑いしながら言う。

凰蓮「フルーツサンド、作っておいたから、元気になったら食べてね。栄養満点よ」

凰蓮はAにウィンクして家を出て行く。

元気になったAは、シャルモンの常連客になったらしい。


リクエストありがとうございました✨

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