✿気持ちがあれば。 セイバー【富加宮賢人】 ページ40
✿りか様リクエスト✿
NOサイド
『お、お帰り。怪我大丈夫?』
ある日のノーザンベース。
富加宮賢人が戦いから帰って来て、彼女であるAはそれを迎える。
賢人が怪我しているのを見て、Aは早速救急箱を取り出した。
賢人を手当てしながら、Aは尋ねる。
『今日のメギドは、どんな感じだった…?』
賢人「接近戦が多かったな。あとはかなり攻撃が素早い。逃げられてしまったから、また対策が必要だ」
『そっかぁ……。じゃあ戦う時は出来るだけ距離取った方が良いね』
Aは賢人の話を聞き、メギドの能力や戦法を分析する。
これはいつもの事だ。
Aは知識が豊富な為、こう言った時かなり頼りになる。
しかし、Aの心には蟠りがあった。
『………ごめんね、その場に居たら直ぐ分析して、賢人くんに怪我させずに済んだかも知れないのに』
賢人「気にするな、そんな事」
賢人は優しくそう言うが、Aは今にも泣き出してしまいそうだ。
『私にもっと勇気があれば、外でもサポート出来るのに……。でも私もそろそろ、けじめ付けないと皆に迷惑掛けちゃう…』
Aはそう言って唇を噛んだ。
Aの言葉を聞いて、賢人は暫く考え込む。
賢人「自分で言うのもあれだが、Aは俺達の役に立ちたいと思うか?」
『……思うよ!メギドを倒す為に協力したい。ほんとは、その場でサポートしたい………!!』
それを聞いた賢人は、Aに言った。
賢人「じゃあ、次の戦いの時、着いて来ないか?」
『え?』
賢人の提案に、Aは目を見開く。
それから俯いて、スカートをぎゅっと握り締めた。
『でも私、怖い。メギドに襲われないかとか、自分の分析が合ってるかとか………』
もごもごと口を動かすAに、賢人は言った。
賢人「役に立ちたいって気持ちがあるなら、それだけで大丈夫だ」
賢人はポンッとAの肩を叩く。
『でも………』
未だ不安がるAに、賢人は優しく笑った。
賢人「メギドに襲われるのが不安なら、その時は俺が守ってやる」
『…ほんと?』
Aの瞳が少しだけ明るく光る。
賢人「ああ。サポートしてくれるなら、当たり前の事だ。それに……彼氏だしな」
賢人が微笑むと、Aは立ち上がった。
『………私、頑張ってみる。でもまだ不安だから、ぎゅってして?』
Aが言うと、賢人は頷いて、そっと彼女を抱き締めた。
リクエストありがとうございました✨
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桜もち。@椿くん推し(プロフ) - なゆなゆさん» いえいえ!態々コメント頂けて嬉しいです🥰喜んで頂けて良かったです〜〜〜!!! (7月27日 9時) (レス) id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
なゆなゆ - ゴーオンジャーの連くんと範人くんをリクエストしたものです!遅くなってしまってすみません!素敵な物語、ありがとうございました!どちらもとっても可愛かったです!!ほんとにありがとうございました! (7月26日 22時) (レス) id: dd735c526b (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 三日月サトミさん» ありがとうございます💞質問コーナー楽しかったです💞 (2023年4月16日 20時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月サトミ(プロフ) - 質問コーナー拝見しました!桜さん最高です!これからも応援させていただきます! (2023年4月16日 20時) (レス) id: 30bd0e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 【皆様へ。】続編作成致しましたので、リクエストやコメントはそちらにお願いいたします🙏 (2023年4月16日 18時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/
作成日時:2023年3月15日 20時