✿ほんとはもっと近くで。 リバイス【カゲロウ】 ページ36
✿りんごキャラメル@さくらぁ様リクエスト✿
NOサイド
カゲロウ「俺は、てめぇが好きなんだよ。だから、これから覚悟しとけよな?」
ある日いきなり言われた言葉。
Aは困惑しつつ、悪魔に負けるなんて悔しいと思い、絶対彼には堕ちないと心に誓った。
しかし、カゲロウは諦める所か余計にアピールをして来る様になった。
カゲロウ「難攻不落なほど燃えるよなぁ……」
と言う訳らしい。
そしてある日の事だ。
カゲロウ「おい」
『何?』
カゲロウ「俺とポッキーゲームしやがれ」
『え?』
いきなりの命令に、Aは勿論首を縦に振った。
しかし、カゲロウはにやりと笑う。
カゲロウ「ふーん、キスしたら俺に堕ちるから怖いのか。いつもの威厳は何処へやら」
カゲロウに挑発され、Aは半ば勢いで声を出す。
『やれば良いんでしょ、やれば!』
で、カゲロウはポッキーを口に運ぶ。
それからAの方へと差し出した。
Aはそれを口に含み、カリカリと食べ進めて行く。
咀嚼音が嫌に響き渡る。
掻き立てられる様に心拍数が増し、途端に体温が上がった。
それでもここで屈する訳には行かない。
Aはゆっくりと、確実にポッキーを食べた。
そして、キスまであと数センチ。
Aは覚悟して目を閉じた。
____ポキっ。
しかし、Aの耳に届いたのはそんな間抜けな音。
どうやらカゲロウがポッキーを折ったらしい。
『え、ちょ、お、折るって何!?』
Aが尋ねると、カゲロウは妖しく笑った。
カゲロウ「折っちゃダメなんて誰も言ってないだろ?」
カゲロウに言われ、Aは唇を噛む。
『何それ!!可笑しいじゃん!!』
カゲロウ「もしかして俺とキスしたかったのか?何だ、それなら素直に言えよ」
カゲロウはそう言ってAの顔を覗き込む。
『違う!それは無い!!』
Aはぶんぶんと首を振った。
するとカゲロウはポッキーの箱をAに見せて言う。
カゲロウ「じゃあ2本目行くか?」
カゲロウはポッキーを口に咥えた。
Aもまた反対側を口に運び、さくさくとポッキーを短める。
キスまであと2センチ程となった所で、カゲロウはAを見た。
やれ、とでも言いたいのだろう。
Aはそっとポッキーを折った。
__少しだけ、名残惜しそうに。
本当は彼とゼロ距離で恋をしたい。
リクエストありがとうございました✨
✿あと少しだけは。 ビルド【最上魁星】→←✿譲れないポジション。 ゴーオンジャー【香坂連&城範人】
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桜もち。@椿くん推し(プロフ) - なゆなゆさん» いえいえ!態々コメント頂けて嬉しいです🥰喜んで頂けて良かったです〜〜〜!!! (7月27日 9時) (レス) id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
なゆなゆ - ゴーオンジャーの連くんと範人くんをリクエストしたものです!遅くなってしまってすみません!素敵な物語、ありがとうございました!どちらもとっても可愛かったです!!ほんとにありがとうございました! (7月26日 22時) (レス) id: dd735c526b (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 三日月サトミさん» ありがとうございます💞質問コーナー楽しかったです💞 (2023年4月16日 20時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月サトミ(プロフ) - 質問コーナー拝見しました!桜さん最高です!これからも応援させていただきます! (2023年4月16日 20時) (レス) id: 30bd0e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 【皆様へ。】続編作成致しましたので、リクエストやコメントはそちらにお願いいたします🙏 (2023年4月16日 18時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/
作成日時:2023年3月15日 20時