✿見た目だけじゃ分からない。 電王【モモタロス】 ページ18
✿STメイソン彩華@元心彩様リクエスト✿
NOサイド
良太郎「久し振りだね」
『前会ったのっていつだっ…………』
幼馴染みである野上良太郎との数年振りの再会を果たしたAだが、途中で閉口した。
良太郎「どうしたの?」
『な、何か変なのが居る………!!!』
Aが指を差した方向には赤い鬼の様な怪物が居た。
すると良太郎はにこにこと笑う。
良太郎「あぁ、あれはモモタロスだよ。悪いヤツじゃないんだ」
『ええ………』
ズンズンと近付いて来るモモタロスに、Aは顔を青褪めさせると良太郎の後ろに隠れた。
モモタロス「おい隠れんな!!俺はワルモンじゃねぇ。てめぇ、名前は何て言うんだ?」
『ひぃ………良太郎、助けて……』
Aは半泣きでそう呟く。
が、良太郎は苦笑いして言った。
良太郎「ごめん、A。お財布忘れちゃったから取って来る」
そのまま彼は何処かへ走って行った。
『ええ?じゃ、じゃあ私お手洗い行こうかな』
Aは慌ててその場から走って逃げた。
それから手を洗い、近くの公園のベンチを目指して歩いていると、モモタロスとは別の怪物が居た。
周りの人々は逃げて行くが、Aは足が竦んでそこから動けなかった。
怪物はこちらへと向かって来る。
モモタロス「危ねえ!」
すると、モモタロスがAを庇う様に立ち塞がった。
モモタロス「お前は逃げろ!!ほら早く!!」
モモタロスに押されてAは慌ててその場から去った。
でも少しだけ見えた彼の勇姿。
その姿を思い浮かべながら、Aは戻って来た良太郎に言った。
『ねえ良太郎!モモタロスの好きな食べ物って何?』
__その日の夜。
Aはデンライナーにお邪魔していた。
帰って来たモモタロスは、Aを見て怪訝な顔をする。
モモタロス「ああ?何でお前が居んだよ」
モモタロスの鋭い視線を受け、Aは肩をびくりと揺らすが、後に口元に笑みを浮かべた。
『あ、あのねモモタロス。これ………!!』
Aはプリンアラモードの載った器をモモタロスに差し出す。
『怖がっちゃって、ごめんなさい。あと、守ってくれてありがとう。これから仲良くしてくれると嬉しいな………!!』
モモタロスはプリンを口に運ぶと、偉そうに笑う。
モモタロス「ま、このプリンに免じて許してやる」
デンライナーの皆は、それを見てにっこりと微笑んだ。
リクエストありがとうございました✨
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桜もち。@椿くん推し(プロフ) - なゆなゆさん» いえいえ!態々コメント頂けて嬉しいです🥰喜んで頂けて良かったです〜〜〜!!! (7月27日 9時) (レス) id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
なゆなゆ - ゴーオンジャーの連くんと範人くんをリクエストしたものです!遅くなってしまってすみません!素敵な物語、ありがとうございました!どちらもとっても可愛かったです!!ほんとにありがとうございました! (7月26日 22時) (レス) id: dd735c526b (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 三日月サトミさん» ありがとうございます💞質問コーナー楽しかったです💞 (2023年4月16日 20時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月サトミ(プロフ) - 質問コーナー拝見しました!桜さん最高です!これからも応援させていただきます! (2023年4月16日 20時) (レス) id: 30bd0e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
桜もち。@椿くん推し(プロフ) - 【皆様へ。】続編作成致しましたので、リクエストやコメントはそちらにお願いいたします🙏 (2023年4月16日 18時) (レス) id: ae0c5636a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/
作成日時:2023年3月15日 20時