ヒーローと甘々。その１２。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿ハロウィン。　キュウレンジャー【ナーガレイ＆バランス】 ページ39

✿セリーナ様リクエスト✿

ＮＯサイド

バランス「ねぇねぇ、１０月は何かイベントあるの？」

『んー……あ、ハロウィンってのがあるよ』

Aはバランスに聞かれ、答える。

ナーガ「はろうぃん？」

ナーガはこてん、と首を傾げた。

彼らは地球人であるAから、季節のイベントを聞くのが日課だ。

『仮装して、トリックオアトリートって言うとお菓子が貰えるの。因みにお菓子が無かったらイタズラ出来るみたいな』

バランス「何それちょー楽しそ〜！！」

ナーガ「お菓子をくれないとイタズラをするって意味か」

『そうだね。他にもお菓子くれたらイタズラする、とかお菓子は良いからイタズラさせろ、とか色々あるよ』

ナーガ「面白いな」

バランス「じゃあ今度皆でハロパやろ〜よ〜！！」

バランスが拳を突き上げてそう言うと、Aとナーガも微笑んで頷いた。

そしてハロウィン当日。

バランス「ハッピーハロウィン〜〜〜っ！！！」

バランスはハイテンションでそう言うと、仮装を見て見て、とばかりにアピールして来る。

因みにキョンシーである。

ナーガ「………ハッピーハロウィン」

そう言うナーガはドラキュラの仮装。

『うん！ハッピーハロウィン〜！！そしてトリックオアトリート〜！！』

笑顔でそう言うAは、黒猫の仮装をしていた。

Aの言葉を聞いた２人は、そっとお菓子を取り出して渡す。

『えへへありがと〜』

Aはにへっ、と笑うと、バランスとナーガは言った。

バランス/ナーガ「「それじゃあ、トリックオアAで♪」」

『ん？』

Aは訳が分からず目をパチパチとさせる。

バランス「イタズラされるのと、付き合ってくれるのは、どっちが良い？」

『つ、付き合………？誰と…？』

ナーガ「俺らとに決まっている」

『え、２人と……？因みにイタズラ選んだら何されるの？』

バランス「勿論甘々タイムに決まってるでしょ〜！！」

『え？それもう私勝ち目無いじゃん………』

ジリジリと後退りするAに、２人は詰め寄る。

もう背中には壁しか無くて、へたり、と座り込んだ。

バランスとナーガは壁にトン、と凭れ掛かる。

ナーガ「もう逃さない」

バランス「さあさ♪もう観念してよ」

やんわりと微笑む２人に、Aはこくん、と息を呑む。

これから何が起こるのだろうかと思うと、体温が上昇した。



リクエストありがとうございました✨

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