✿今君に恋してる。 ドンブラザーズ【ドンムラサメ】 ページ23
✿スピカブラック様リクエスト✿
NOサイド
ムラサメ「自覚………とは何の事なのでしょうか」
『さあ?そもそもここ、何処なんだろうね』
何も無い部屋で、伝言板の前に立つAとドンムラサメは言う。
いつの間にかここに来ていた2人は顔を見合わせて首を傾げた。
伝言板には【自覚をしないと出られない部屋】の文字。
『もしかして、何か機嫌を損ねる様な事しちゃって怒ってる誰かが居るんじゃないかな?』
ムラサメ「獣人を倒そうとはしていたけど……他は……」
『んー…脳人にドンブラザーズに獣人………変な事しちゃったかなぁ…』
ムラサメ「そもそも敵対している人からはこんな事されない筈です」
『それは一理あるね』
Aは顎に手を持って行き唸る。
『あ、でも私、ソノイさんに色んな意味で凄いファッションですね、みたいな事言った気がする』
ムラサメ「それは普通に失礼では……」
『だよね。あと、ソノニちゃんにもちっちゃくて守りたくなる、とか、ドンブラザーズにも協調性が無いとか、煩いとか言った』
ムラサメ「それが原因では無いのですか」
『心当たりがあり過ぎる』
Aはムラサメに話を振った。
『ムラサメは…何か誰かにやってないの?』
ムラサメ「心当たり無いですね」
ムラサメはこくり、と頷いた。
まあ心当たりが無いから自覚も出来ないのだが。
『私はいっぱいあるんだけどなぁ……ソノニちゃんに、桃井さんとか、ジロウにも……』
Aは次々と皆への素行を言う。
ムラサメ「………少し静かにして貰えますか」
そう言うとAは閉口する。
勿論、冷静に考えたかったから止めたと言うのもあるが、何だかAが他人の話をすると、喉が支えた様な気がするのだ。
ムラサメはこの違和感に首を傾げながらももう一度伝言板を見る。
そこには小さく、【※答えは全て心の中にある】と謎の哲学みたいな事が書いてあった。
ムラサメはちらりとAに目を向ける。
ムラサメ「マザー。もしかして、僕はAの事がす…………」
『ん?何か言った?』
ムラサメ「いや、何も……」
ムラサメは答えつつ、自分の口を押さえる。
カチャ、とドアが開いた。
『あれ?開いたね。何かよく分かんないけど……いっか!!』
Aはそう言ってドアを潜る。
ムラサメ「何だよ、“す”って………」
ムラサメは1人、静かな部屋で呟いた。
リクエストありがとうございました✨
✿芸術。 ドンブラザーズ【ソノイ】&キラメイジャー【熱田充瑠】→←✿実行。 ドンブラザーズ【桃谷ジロウ】
83人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 【皆様へ。】続編作成致しましたので、リクエスト、コメントはそちらにお願いします💦 (2022年10月15日 18時) (レス) id: 40b6332c8c (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - towaさん» こちらこそリクエストありがとうございました✨尊いだなんてありがとうございます……!!!是非またリクエストお待ちしております♪ (2022年10月15日 14時) (レス) id: 40b6332c8c (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - リクエストありがとうございます😭、序盤からにやけてしまう&ベッドに顔を埋めるという行動を繰り返してしまいました.......!尊さが半端なかったです。これからも小説の更新楽しみにしてます!本当にありがとうございました! (2022年10月14日 22時) (レス) id: 3dd6467de6 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - 牡丹さん» こちらこそリクエストありがとうございました✨何回も読んで下さり嬉しいです✨是非またリクエストお待ちしております♪ (2022年10月14日 6時) (レス) id: 40b6332c8c (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - わ゙ーーーーーーっありがとうございます!思わず深呼吸しました笑 凄い素敵でさっきから何回も読み返してニヤニヤしてます☺️☺️☺️書いて下さりありがとうございました💕 (2022年10月13日 23時) (レス) @page47 id: d2b2114e42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*桜もち。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9826skrmt/
作成日時:2022年9月18日 17時