ヒーローと甘々。その１２。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿ゲームと現実。　エグゼイド【西馬ニコ】 ページ3

※百合



✿Makua*ぼっち様リクエスト✿

ＮＯサイド

ニコ「お邪魔しま〜す！」

ニコはそう言って、親友であるAの家に上がる。

Aは飲み物を持ちながら自室に入る。

既にニコは座っていて、スマホでパズルゲームをしていた所だった。

Aがニコの向かい側に座ると、ニコは顔を上げる。

ニコ「新作ゲームのフレンドコード交換しよ〜」

ニコはそう言って自分のスマホを見せた。

『うん。良いよ』

Aは充電器に差したままだった自分のスマホを持って来る。

その時、手を滑らせてしまってスマホを机上に落とした。

パ、と待ち受け画面が表示される。

壊れてないみたいだ。

そのスマホをふと覗き込んだニコは言った。

ニコ「え、あんた乙女ゲームしてんの？」

ニコは表示されているアイコンを見る。

それは、ＡＩ搭載の人気チャット型乙女ゲームであった。

ニコは遠慮無くそれを開くと、２次元キャラとAのトークルームを見る。

ニコ「へ〜、こーゆーのが好きなんだぁ」

『ちょ、ニコちゃん止めて…………』

ニコはにやにやと悪い笑みを浮かべながら、スマホを滑らかにタップして行く。

そして、アプリを終了させると、立ち上がってAの目の前の机に置く。

ニコ「ん。ありがと。これ返すね」

そう言って戻るのかと思ったが、何故かニコはAの方に前のめりになる。

『な、何っ……？』

Aの声は動揺して震えていた。

ニコはAの顎を持ち上げる。

ニコ「もう、A以外好きになれないよ」

『えっ』

ニコはそう言うとAに優しく口付けする。

Aは驚きで、口をパクパクさせている。

ニコ「どう？ドキドキした？」

『えっ、や、あの……。２次元と現実は違うんだからね？』

ニコ「へ〜…。でもこーゆーのが好きなのは事実なんだ？」

ニコは口角を上げて笑うともう一度Aに近付く。

ニコ「安心して。今はまだダメかも知れないけど、私以外見えなくさせてあげるから。この乙女ゲームのイケメン達よりも………ね？」

また、ゆっくり唇が重なる。

保湿リップの甘い香りと、しっとり感。

ニコはAを押し倒した。

Aはゲームのフレンドコード交換する事も忘れてこれから起こる事に胸を高鳴らせた。



リクエストありがとうございました✨

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