ヒーローと甘々。その１２。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿プロデュース。　鎧武【高司舞】 ページ17

※オチが微百合

✿すにすな様リクエスト✿

ＮＯサイド

舞「えっ、A告白するの！？」

カフェの一角、フルーツジュースを飲みながらAの話を聞いていた高司舞は驚いてストローから口を離した。

『うん……。勇気出してみようと思って』

どうやらAは、長年片想いをしている相手に告白するらしい。

舞はその人を見た事は無いが、Aの話で聞く限り良い人そうだし、応援している。

舞「でも、告白するならもっとオシャレしよう？女子力も上げとかないと♪」

舞はAの服を見る。

無地のシャツにハーフパンツ。

舞「決めた！私Aをプロデュースする！」

舞はガッツポーズをして立ち上がった。

そして、来たのはアパレルショップ。

可愛い服が沢山である。

『えっ、か、可愛過ぎる………こんなの似合わないよ』

舞「いや、Aはベースが可愛いんだから、可愛い服着ればもっと良くなるって！」

舞は服をカウンターに持って行き会計を済ませると、早速Aにそれを着せる。

小さなドット柄の肩出しトップスに、パステルグリーンのキュロットパンツ。

流石舞だ。

コーディネートのセンス抜群である。

それから靴屋に行き、可愛らしいリボン付きのパンプスやハート型のポシェットも買った。

そして今、舞の家に居る。

舞「うーん………髪型、どうしたいとかある？」

『舞ちゃんに任せるよ』

舞はそう言われ、Aの髪を綺麗に梳いてから結う。

出来上がったのは編み込みハーフアップだ。

しかも、舞のお気に入りのシュシュまで着けてくれた。

舞「よし！完璧！！」

Aは鏡の前で、くるんっと回る。

『や、やっぱり足とか肩とか露出し過ぎでないかな………、恥ずかしいよ…』

舞「自信持ってよ！！すっごく可愛いんだから！それより、そろそろ行った方が良いんじゃない？」

Aはちらりと腕時計を見た。

『うん。そうかも』

Aは玄関で靴を履くと立ち上がる。

『告白………成功するかな』

舞「も〜！！不安になり過ぎ！ほら、行った行った！！」

舞がAの背中を押すと、彼女は外に出る。

『それじゃあ、行って来ます………！！』

舞「うん。行ってらっしゃい」

パタン、とドアが閉まる。

舞「成功するに、決まってるじゃん。だって可愛いし優しいし元気だし。それに……私が見初めた女の子なんだから」

舞は１人取り残された玄関で、ポツリと呟いた。




リクエストありがとうございました✨

✿スイカ割り。　デカレンジャー【赤座伴番＆戸増宝児＆江成仙一＆礼紋茉莉花＆胡堂小梅】→←✿どっちが推しか。　リバイス【五十嵐さくら＆アギレラ】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す