ヒーローと甘々。その１１。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿とにかくやってみる。　ゴセイジャー【アラタ】 ページ33

✿セリーナ様リクエスト✿

ＮＯサイド

『わ〜っ、遊園地なんて初めて〜！！！』

アラタ「初めての遊園地が俺と一緒で良かったの？エリとか誘えば良かったのに」

『んーん、良いの』

Aとアラタは遊園地に来ていた。

どうやらAは遊園地が初めてらしい。

しかも、シーイック族であるAが、スカイック族のアラタを誘うなんて珍しい。

余り絡みも多くは無いコンビだ。

Aはポケットから園内マップを広げると、アラタもそれを覗き込む。

それから、コーヒーカップやメリーゴーラウンドに乗った。

Aが行く予定のアトラクションは分かり易い。

何故ならAはマップに★マークを付けているからだ。

アラタはマップを覗き込み、次は何処に行くのかなと考える。

アラタ「どうする？次はミラーラビリンスとか……」

『ジェットコースター……』

アラタの予想は裏切られ、しかも、★マークの付いていないジェットコースターを言われて驚きが隠せない。

アラタ「え？Aちゃん絶叫マシン苦手じゃなかったっけ？」

『あ、うん……そうなんだけどね、実は乗った事無いの』

アラタ「そうなの？」

Aの発言にアラタは目を丸くする。

『私、シーイック族でしょ。だから勿論水とか海には馴染みあるんだけど。その逆で、絶叫マシンとかの高いトコに行く機会が無くて怖いんだよね』

アラタ「そーゆー事だったんだ！え、でも大丈夫？」

『うん、平気。それに、とにかくやってみる！！……でしょ？』

アラタの口癖を真似したAに、アラタは頷いて笑う。

実際に順番が来て、２人はマシンに乗った。

ジワジワと上昇する感じが怖い。

ドクドクと心臓が高鳴った。

『きゃぁぁぁあーーーーっ！！！』

Aの叫びが響いた。

それからあっと言う間に、マシンはレールを駆け巡り終着。

アラタ「大丈夫？凄い叫び声だったよ？」

『んー…怖かったけど、落ちる時とかスキューバダイビングみたいで楽しかったし、なんか、イルカに乗ってるみたいだった』

シーイック族の独特な表現にアラタは苦笑いする。

アラタ「まあ楽しくて良かったよ」

『うん。とにかくやってみるって大事なんだね』

Aはにっこり笑ってそう言う。

アラタ「じゃあ……次は？」

『巨大観覧車！！透明ゴンドラに乗りたいなぁ…』

Aは観覧車を指差す。

これから頂上で、彼への告白、やってみる。



リクエストありがとうございました✨

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