ヒーローと甘々。その１０。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿元気な彼に惹かれて。　セイバー【神山飛羽真】＆ゼンカイジャー【ステイシー】 ページ8

※前ページ【本屋さんと元気ボーイ。】の続き

✿スピカブラック様リクエスト✿

ＮＯサイド

Aと飛羽真は、介人との約束通り、後日カラフルを訪れた。

ドアを開けるが、介人の姿は見当たらなかった。

ガオーン「いらっしゃいませ〜！！」

飛羽真「あの……介人って今何処に居るか分かりますか？」

マジーヌ「あ、さっき出掛けて行きましたよ」

ジュラン「暫く掛かる用事だってよ」

ブルーン「あちらの方が介人の友達なので一緒に座っておいたらどうですか？」

４人ものキカイノイドを目の前にしてたじろぐ２人だが、案内されてその“介人の友達”と相席する。

因みにその彼は人間であった。

『ご一緒失礼しますっ』

ステイシー「介人に会いに来たの？僕はステイシー。よろしく」

飛羽真「飛羽真です！」

『Aです』

ステイシーは介人とは正反対、落ち着いた雰囲気を纏っていた。

だからと言って近付き難い訳では無く、３人はトランプをしながら

ステイシー「介人とは、何処で出会ったの？」

そう聞かれて、２人は本屋であった事を話した。

ステイシー「本屋さんなんだね。今度僕も行ってみようかな」

『うん。静かで凄く良い所だからゆっくりして行って欲しいな』

ステイシー「介人煩かったでしょ？僕も最初鬱陶しいなぁって思ってたんだよね笑」

飛羽真「でも悪いヤツじゃないよなぁ」

『うんうん。見てると元気になれるって言うか』

ステイシー「だからいつの間にか惹かれちゃうんだよね」

皆で介人を褒めちぎりながらトランプのカードを引く。

机の上に置いてあるメロンソーダフロートのグラスからたっぷりの結露が垂れている事から時間の経過が伺える。

やはり介人の友達なだけあって打ち解けるのは早いらしい。

すると、カラフルのドアがガチャと開く。

介人が帰って来たらしい。

介人「えっ！？飛羽真にA！？」

『お帰り！！』

飛羽真「久し振り」

ステイシー「僕も待ってたよ」

介人「何で俺抜きでババ抜きしてるの！？賑やかで楽しそうだし！！仲良くなるの早くない？俺も混ぜてくれ！！」

今すぐやろう、と言わんばかりに机上のカードをシャッフルする介人。

介人「てか何の話してたの！？」

『介人の………むぐっ！？』

飛羽真「それ以上は言わなくて良いだろ」

ステイシー「そうそう。ただの世間話」

介人「ずりーぞ！気になる〜〜！！！」

カラフルに、介人の元気な声がこだました。



リクエストありがとうございました✨

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