ヒーローと甘々。その１０。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿仕返し。　ビルド【猿渡一海】 ページ18

✿Makua*ぼっち様リクエスト✿

ＮＯサイド

Aは動画を見ている彼氏、猿渡一海の肩の上に手を置いた。

『ねーねー、かずみん、何かしよー？』

一海「ごめんけど、今動画見てて忙しいから」

一海のスマホをちらりと覗くと、映っているのはネットアイドルの“みーたん”。

ウサギモチーフの衣装と、その本人の可愛さ故に人気があり、一海も彼女にドハマりしている。

Aは暫く一海に声を掛けたり頬を抓ったりしてみた物の、彼からは軽くあしらわれるだけだ。

Aはぷくぅっと頬を膨らませて自室に戻って行く。

そして、イヤホンとスマホを準備してYouTubeを開いた。

何か面白い動画無いかな、と思って検索していると、Aが以前推していた歌い手の動画が流れて来る。

Aはあっ、と思ってその動画を再生した。

それからの時間はあっと言う間に過ぎて行った。

様々な新着動画を見ていると、気付けば３０分、１時間と経過している。

すると、後ろにのしっ、と重みが掛かった。

少しだけ後ろを向き横目で確認すると一海が抱き着いて来ている。

Aは動画を一時停止してイヤホンを片方だけ外す。

『どしたのかずみん』

一海「ねー、何かしよー？」

Aは瞬間的に、仕返しをしたい、と思った。

『ごめん、今動画見てて忙しいから。後でね待ってて』

さっき言われた台詞をそのまま繰り返す。

だが、一海は折れる事無く抱き着いて来る。

一海「や〜だ〜。今じゃないとダメ。俺と遊ぼ？」

『無理後で』

一海「良いじゃん。ね、構ってよ」

暫くそんな事を言われ、Aはやっと振り向く。

『言っとくけど、これさっきかずみんが私にした事だから』

一海「えっ。ごめん！！いや俺はAちゃん一筋だよ！？」

『都合が良いなぁ』

一海「ねっ！だから今から俺と楽しい事して遊ぼう？」

一海はそう言ってAを押し倒す。

『えっ、ちょっ』

一海「俺に構って来たって事は俺と遊びたかったんでしょ？」

『そうだけど、違うって！まだ昼間だし……』

一海「ダメなの？」

『いや、ダメって言うか……』

Aが答えをあやふやにすると、一海はAにキスする。

一海「良いって事だな！よし決まり！最近出来てなくて溜まってたから嬉しい」

『待って……』

スカートを捲ろうとする一海にAは中断を頼むが、一海は笑って言った。

一海「さっき散々待てしたんだから、もう待たないよ」



リクエストありがとうございました✨

✿関係無い筈だった。　ジオウ【常磐ソウゴ】→←✿ドラゴンと彼。　ビルド【万丈龍我】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す