_ 特撮学園 _＊three＊ (ページ19)

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「待っている間」ページ19

剣道部の部活が終わるのを待って居たマーベラスは教室でルカやハカセとお喋りをしていた。

ルカ「それでね、ハカセが泣き出すんだよッ」

マーベラス「ルカより泣き虫とか…お前終わりだな」

ハカセ「だって！怖かったんだもん！」

旅にあった出来事を話す、それはいつもと変わらない事だった。だがルカが話を変えた。

ルカ「ねぇマーベラス」

マーベラス「あン？」

ルカ「鎧とアイムが付き合ったじゃん？、あたしとハカセもコンビだし、…ジョーは、ジョーは一人でもいいの。けどさ」

マーベラス「何が言いてぇんだよ」

ルカ「マーベラスは一人じゃダメだよ…、千明が居るんだからもう…」

マーベラス「止めろ、」

照れるわけでも、怒る訳でもなく静かにそう呟いた。静まり返る教室、その沈黙は暫く続いた。

マーベラス「…もうあんな思いは十分だ」

千明はバスコと同じ事をする人物ではない、なのにそれすら言えないほどマーベラスは悲しそうだった。きっと" 恋 " に臆病になってしまった。

ルカ「まぁ…、マーベラスが決める事だからあたし達は何も言わない。」

そうこうしているうちにジョー達が部活を終えて戻って来た。「マーベラス！帰りにラーメン食いに行こうぜ！」とジョーを押し退けて千明が元気良く入って来た。

マーベラス「あー…、今日はカレーの気分だ」

千明「お前、いつもカレーの気分だろっ！今日は俺に付き合ってもらうからな！」

マーベラス「はあ？…ったく、、仕方ねぇな」