_ 特撮学園 _＊three＊ (ページ12)

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「未練タラタラ」ページ12

３年のGB組と豪快組の教室に到着すればそこにはそこにはエスケイプとエンター、ヒロムがいた。

ヒロム「あ、マーベラス」

マーベラス「お前ら…四六時中一緒に居るな」

「エンターに連れてこられた」と不機嫌そうなヒロムだが本当に切れてはいない。マーベラスはエンターにではなくエスケイプにナビィを渡した。

エスケイプ「あら、これは？」

ナビィ［Ελληνικ Δη！］

マーベラス「フィリップが弄ったんだ、直せ」

人にものを頼む態度と言葉ではないがエスケイプは「わかったわ、」とパソコンを取り出してコードをナビィに繋いだ。

エスケイプ「そのかわり、私とまた戦ってくれる？」

マーベラス「キョウリュウジャーに勝てたら戦ってやるよ」

何故かキョウリュウジャーを巻き込むマーベラスはいちゃいちゃしてる二人を視界に入れないように教室の外へ出た。
この階はここの教室しかない。だからシンと静まり返っていた。

バスコ「あれ、マベちゃんじゃん」

マーベラス「…。」

バスコ「何してんの？、まさか俺に会いに来てくれた感じ～？」

黙ってバスコを睨み付けるマーベラスに一方的に話しかけるバスコ。「お前、卒業するのか」これがマーベラスが発した言葉だった。

バスコ「俺が卒業したら寂しい？」

マーベラス「ふざけたこと言ってんじゃねぇよ」

バスコ「あはは、まぁ…俺はマベちゃんを置いて卒業なんかしないよ」

まさに返答に困る言葉だ。
マーベラスは黙り込んで眉間に皺を寄せた、だが有無をハッキリ言わない

マーベラス「…」

バスコ「マベちゃん、俺はまだマベちゃんの事…」

マーベラスはギュッと拳を握り締めた、言葉の続きに期待しているのか、それとも、今更何を言ってるんだという怒りなのか、分からないがマーベラスは黙り込んだ

エスケイプ「治ったわ、あら…戻ってきていたのね」

マーベラス「…。さんきゅ」

エスケイプからナビィを受け取ればマーベラスは腕を組んでるバスコの指に視線がいった。
自分があげた指輪をまだしている

マーベラス［俺らはこんなに…未練タラタラなんだな］

宇宙語で話すマーベラスの言葉をエスケイプは理解出来ない、ウィルスだとしても宇宙語を知るのは異星人のマーベラス達豪快組だけ

バスコ［"俺ら"…か、マベちゃんは女々しいからね］

バスコはマーベラスの額にキスをすると教室へ戻ってしまった。エスケイプはその行動に驚いた、だがマーベラスは平気そうな顔で平然としていた。