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ディノ視点
コンサートを終えて数日後。
スングァニヒョンがいつものネイビーのキャップを被り、マスクをして何処かへ行こうとしていた。
もしかしてあの純喫茶に行くのかな〜、僕も行きたいけど迷惑だよなぁ、なんて考えていた時、
「おぉ〜グァナ〜、どこか行くんか？」
そう言いながら頭を掻きつつホシヒョンが起きてきた。
スングァニヒョンは、あきらかに一瞬マズっという顔をしてその後いつも通りの顔に戻り
「いや〜ちょっと……散歩に行くだけだよ」としれーっとして答えていた。
寝起きのホシヒョンは目を10時10分ではなく9時15分の方向に瞑り、腕を組みしばらく考えると
「よし、俺も行く。あ、あとディノも」
そう言ってニカッと笑った。
その瞬間スングァニヒョンは「はぁー」と大きくため息を吐き、「せっかくAヌナに1人で会いに行こうと思っていたのに」そう呟く。
一方ホシヒョンは「え、Aヌナのお店いくの？行きたい行きたい！」と大はしゃぎ。
これじゃあどっちがヒョンだかわからない。
でも僕も一度お店には行ってみたかったから反論などしない。
「じゃあ、3人でいきましょう」そう言って3人で仲良く(？)宿舎を出た。
お店は他のヒョン達が言っていた通りとても分かりづらいところにあり、これぞまさしく純喫茶という出で立ちだった。
「はぁ〜、緊張する」そう僕が言うとホシヒョンが「そんな緊張するこたねぇって、ヌナ優しいからさ」そうは言ってくれたが、
「それって僕が言うセリフじゃない？」とスングァニヒョンが言いだして
「いや、俺が言ってもいいじゃんか」
「いや僕が」と言い合いを始めたので
「はい、ストーップ。どちらでもいいじゃないですか」そう言って2人の間に入る。
なによりも店先で言い合いをするなんて恥ずかしいことこの上ない。まったくこのヒョンたちは…。
「早く中に入りましょう」そう言って2人のヒョンを促す。僕は深く深呼吸をし、純喫茶のドアを開けるヒョン達についていく。
「ヌナ、こんにちは」とスングァニヒョン。
「ヌナ〜やっほ〜」なんて呑気なホシヒョン。
こっちはコンサートで軽く挨拶しただけでほぼ初めましてなのに！なんて思いながら、
「ヒョン達がいつもお世話になっています」とペコペコ頭を下げながら店内に入っていく。
するとAさんは顔を手で覆って
「え、もしかしてディノさん？ディノさんが来てくださったの？」となぜか興奮している様子だ。
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ボッチャ(プロフ) - 千笑さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです♪頑張って更新しますね！ (2021年8月24日 23時) (
レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - すごく面白いです!本人の顔を見ているわけでもないのに簡単に想像できてしまって、終始口角が上がりっぱなしでした（笑）更新頑張ってください！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます。読んだ瞬間嬉しくて笑顔になりました。なんとか完走できるよう頑張りますので引き続き読んでくださると幸いです。 (2020年8月21日 4時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - お話めちゃくちゃ好きです> <更新されるたびに嬉しくて飛びついて読んでます！笑 無理せずボッチャさんのペースで頑張ってください、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - 〇〇さん» ありがとうございます。頑張って書きます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチャ | 作成日時：2020年7月30日 5時
