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ジョシュア視点
「はぁ…」
「あぁ〜、いや…ちがうな…」
「っ、いや…」
さっきから目の前でスングァンがスマホを片手にわかりやすく悩んでいるようだ。
僕はと言うと、リビングでテーブルの向かい側の椅子に座って優雅にコーヒーを飲んでいる。
そろそろ声かけてあげるかと思った時だった「もう、ダメ…」そう言ってスングァンが机に突っ伏した。
その様子が面白くてクスクス笑いながら「スングァナ、何か悩んでるんでしょ？相談乗るよ」そう声をかけるとパッと起き上がって目を輝かせながら「ヒョン、ほんとに？」そう言ってくるから、やっぱりかわいい弟だ。
「ヒョン、ここだけの話だよ。誰にも言わないでよ。」そう前置きをするけれども、大体何の話かは見当がついている。ミンギュのおかげで。
けれどもあえて知らないフリをして
「わかった、それでどうしたの？」
「あの〜、初めてカトクを交換した人に何て送ったらいいのかなって思って悩んでて」
やっぱりミンギュの言う通りだ。スングァンはどうやら、喫茶店のお姉さんに恋をしているらしい。そのお姉さんとカトクを交換させたっていうところまで話は聞いている。
「その人は女性なの？」そう分かりきった質問をする。「うん…」そう返事をしながら照れ臭そうに喫茶店のお姉さんの話をしてくれるスングァン 。
「そっか、うーんとりあえずは簡単な自己紹介とまたお店に行く日でも書けばいいと思うよ」といった途端、スングァンが「ヒョン、僕自己紹介できないよぉ」と。
話によると、アイドルと言えずにスポーツ選手だと嘘をついているらしい。「じゃあ自己紹介は省いて、ただいつものお礼を書いてみれば？ミンギュもお世話になっているんだろ？」
そうアドバイスすると「そうする！」と言って
スングァン “いつもお世話になっていますスングァンです。美味しいコーヒーを毎回ありがとうございます。また来週お店に行きますね♪
「それでいいと思うよ」と言うとすぐさま送ったみたいだ。
スマホをずーっと眺めながら返信を待つスングァン 、5分ぐらい経過しただろうか、「来たっ！」と叫ぶ。どうやら返信が来たようだ。
「“今度いらっしゃる日を教えてくださったら。スングァンさんの好きなお菓子作っておきますよ” だって、ヒョンどうしよ〜楽しみ」
そう言いながら早速またカトクを返すスングァン。
僕のアドバイスなんて要らなかったなと思いクスリと笑ってしまった。
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ボッチャ(プロフ) - 千笑さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです♪頑張って更新しますね！ (2021年8月24日 23時) (
レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - すごく面白いです!本人の顔を見ているわけでもないのに簡単に想像できてしまって、終始口角が上がりっぱなしでした（笑）更新頑張ってください！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます。読んだ瞬間嬉しくて笑顔になりました。なんとか完走できるよう頑張りますので引き続き読んでくださると幸いです。 (2020年8月21日 4時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - お話めちゃくちゃ好きです> <更新されるたびに嬉しくて飛びついて読んでます！笑 無理せずボッチャさんのペースで頑張ってください、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - 〇〇さん» ありがとうございます。頑張って書きます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチャ | 作成日時：2020年7月30日 5時
