15 JH ページ15
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ジョンハン視点
スングァンの秘密を知ってから1週間後。
俺は、無理矢理スングァンとミンギュと約束して例のお姉さんが働いている喫茶店に行くことにした。
スングァンに好きな人がいるなんて…見に行くしかないだろ。
話を聞けば俺と同じ95年生まれらしい。スングァンったら年上のお姉様が好きだったなんて意外過ぎてびっくりだ。話によると綺麗系らしいから、ますます驚きだった。
てっきり年下のアイドルっぽい可愛い女の子から「オッパ」とか呼ばれたいタイプかと思っていたよ、スングァンも大人になったんだな〜なんてしみじみ思いながら、さっきからリビングでミンギュと待ってるのだが……。
なかなかスングァンは部屋から出てこない。
「おーい、さっさと準備しろ〜。そんな調子ならミンギュと2人で行ってくるぞ」
と部屋のドアを開けて声をかけると気が重そうに準備するスングァンがいた。しかしその言葉をきいた瞬間「今すぐに準備いたします」そう言ってすぐに支度は終わり、3人で宿舎を出た。
「ヒョン、くれぐれもアイドルだということはバレないように…」
「任せとけって」
「スポーツ選手のチームってことにしてるからね」
「わかったってば」
「後、余計なことも言わないでね」
「俺を誰だと思っているんだ。ジョンハン様だぞ、安心しろ」
「それが逆に心配なんだけど…」
と小声で呟くスングァン、なんて失礼な弟だ。
「ヒョン、こっちこっち」とミンギュが案内してくれた先は、ひと目では喫茶店とは分からないツタに覆われた古びた建物だった。
「本当にここ？」と思わず2人に確認をとってしまったほどだ。ドアを引きスングァン 、ミンギュ、俺の順番で中に入る。
「いらっしゃいませ〜」と女性の声が聞こえるがミンギュが前に立っているのでよく見えない。ボックス席を勧められたがカウンターのほうが見やすいのでカウンター席に座るようスングァンとミンギュに合図する。
カウンター席に座ると「今日はお友達を連れてきてくださったんですね」とようやく例の女性の顔が見えた、その瞬間だった。
「え、A」
「え、ハニ」
そう俺たち2人の声が綺麗にハモった。
その様子を見て「え、どういうこと？2人は知り合いなの？」そう興味津々に尋ねてくるミンギュ。同じくスングァンも不思議そうにこちらを見てくる。
「あぁ、俺の元カノ」
そう言い放った瞬間スングァンの表情が凍りつくのがわかった。ミンギュも驚きを隠せないようだ。
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ボッチャ(プロフ) - 千笑さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです♪頑張って更新しますね！ (2021年8月24日 23時) (
レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - すごく面白いです!本人の顔を見ているわけでもないのに簡単に想像できてしまって、終始口角が上がりっぱなしでした（笑）更新頑張ってください！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます。読んだ瞬間嬉しくて笑顔になりました。なんとか完走できるよう頑張りますので引き続き読んでくださると幸いです。 (2020年8月21日 4時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - お話めちゃくちゃ好きです> <更新されるたびに嬉しくて飛びついて読んでます！笑 無理せずボッチャさんのペースで頑張ってください、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - 〇〇さん» ありがとうございます。頑張って書きます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチャ | 作成日時：2020年7月30日 5時
