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あぁ、そういえばスングァンさんはミンギュさんが来ている事を知らないのだった。
「えへへへへ」と笑って誤魔化すミンギュさん。
するとドシドシと音を鳴らしながら歩いてきて隣の席にドサっと大きな音を立てて座るスングァンさん。
「はぁ、信じられない。僕の後付けてきてたの？ストーカーじゃん」
「前にお前がに写真見せてくれたじゃん、あれを頼りに後はマネヒョンに聞いて勘で見つけちゃった」
「あぁ、あの時の写真か…。はぁ、ヒョンに見せなきゃよかった。…絶対にメンバーには知られないようにしようって決めてたのに」
そう言って文字通り頭を抱えるスングァンさん。
さっきから目の前で交わされている会話。
“マネヒョン”とか“メンバー”とか普段聞き慣れない言葉が行き交っている。私の脳内はハテナマークだらけだ。
この二人、スングァンさんだけじゃなくてミンギュさんも同じ仕事なのかな…。二人とも一体何者なんだ。そんな事を一人でぐるぐる考えている私は二人の会話から置いて行かれている。
頭を抱えたままスングァンさんは
「ミンギュヒョン、絶対に他のメンバーに言わないでよ」
「もうボノニには言ってんじゃん」
「ボノニには少し話しただけだよ、それにヒョンとは違って勝手にお店に訪ねてきたりしないし」
バンッと怒り気味に机を叩きながら立ち上がるスングァンさん。
いつもとは全く様子の違うスングァンさんに目を丸くして驚く私。
するとようやくスングァンさんは私が目の前で一連のやりとりを見ていたことに気がつき、慌て出した。
「いや、Aさんこれはその…」
そう言ったきり黙りこくってしまった。
何とかして話を繋がねばと思い、恐る恐る尋ねてみる。
「あのもしかして…お二方はスポーツか何かされているんですか？」
「え？」と不思議そうな顔をするスングァンさん。
「いや、先ほどからメンバーやらマネージャーやらと言ってたので、スポーツ選手なのかなと思って…」
「そうAヌナ大当たり！」といきなり割って入ってきたミンギュさん。
「僕たち同じグループのスポーツ選手なんです」
「あぁ、スポーツ選手だから髪色もそんな派手にできるんですね」
やっと納得がいった私だったが、何故かスングァンさんだけは、なんだかいまいちパッとしない表情を浮かべていた。
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ボッチャ(プロフ) - 千笑さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです♪頑張って更新しますね！ (2021年8月24日 23時) (
レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - すごく面白いです!本人の顔を見ているわけでもないのに簡単に想像できてしまって、終始口角が上がりっぱなしでした（笑）更新頑張ってください！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます。読んだ瞬間嬉しくて笑顔になりました。なんとか完走できるよう頑張りますので引き続き読んでくださると幸いです。 (2020年8月21日 4時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - お話めちゃくちゃ好きです> <更新されるたびに嬉しくて飛びついて読んでます！笑 無理せずボッチャさんのペースで頑張ってください、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - 〇〇さん» ありがとうございます。頑張って書きます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチャ | 作成日時：2020年7月30日 5時
