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父に聞かされたのは栄子さんの紹介、弟に優しくすること、これからの生活…だとかについてだった。
簡単に終わらせられる話を長々と話されたせいで、自室に戻るのが遅くなってしまった。
「孝行くん、遅くなってごめ…あれ？」
まぁ待たれていないだろうから“遅くなって”なんて言う必要も無いんだけども。
孝行くんはカーペットの上で丸まって寝ていた。
…か、かわいい。
触って起こすのも申し訳ないので、毛布をかけておく。
起きていたら孝行くんの自室に案内する予定だったんだけども…。
まぁいつでも出来ることだからいいか。可愛い寝顔を見ることが出来てラッキーだし…。
孝行くんが起きるまでスマホをいじって適当に時間を潰すことにした。
「………ん…ぅ…」
「…あ、孝行くんおはよう。疲れちゃった？」
「…！」
しまった、とでもいうような顔を一瞬したが、すぐに無表情に戻った孝行くん。
「孝行くんの部屋行こっか。家具置かなきゃ」
そう言うと孝行くんは私がかけておいた毛布を畳み、ランドセルを背負って立ち上がった。
「…じゃあ行こっか！」
孝行くんの部屋は私の隣。
扉を開けるとベッドやクローゼットなど、家具が置かれただけの殺風景な部屋。
「孝行くん、荷物は…？」
「………」
部屋から出た孝行くん。少ししてリュックをひとつ持ってきて、私の前に置いた。
「…えっと…見てもいい？」
頷いてくれたのを見て、リュックを開ける。
中には５着程しかない服とゲーム機、漫画本と小説が入っていただけだった。
…まさか、これだけ？
「…えっと……。これだけ…？」
そう言うとサッカーボールと財布を目の前に出した孝行くん。…これだけかぁ………。
「…家具とか欲しい物ある？カーテンとか壁紙とかでも…」
「……」
首を横に振った。…物欲とかあんまりないのかな…。
家具の配置だとかを変えるのを手伝ったり、荷物を置いたりしていると午後４時くらいになっていた。
声は発してくれなかったけど、首を縦に振ったり横に振ったりして貰えただけでも嬉しい。
完全に無視をされていたら泣いてた。
取り敢えず部屋に戻り、ベッドに寝転がる。
…見た感じ、孝行くんに拒絶はされてなさそう。そこは安心だ
取り敢えずの目標としては、孝行くんの声を聞くこと…かな。
それにしても小学生であんなに顔が整ってるなんて将来楽しみだなぁ
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暇人な名無し(プロフ) - ゆきなさん» それな...() (2020年10月24日 9時) (
レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 多分餌付けは僕もされるわ…← (2020年10月23日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ゆきなさん» 読んでいる間だけでもお姉ちゃんになってあげてください…！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年10月18日 17時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - え？僕もお姉ちゃんになりたい(真顔)だって一人っ子やしな… これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年10月18日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - なコさん» ありがとうございます！良ければこの作品をこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 7時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
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