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ボロアパート暮らしだったのに、ある日突然父に「引っ越す」と言われ、ついに追い出されるの…！？なんて思いながら荷物をまとめたのが３週間前。
その一週間後、新築であろう一軒家に引っ越した。どうやら貯金していたらしい。
そしてその一週間後
「はじめまして。今日からAちゃんのお母さんになります、栄子です。よろしくね？」
「…はい？」
義母ができました。
…さらに
「こっちは孝行。Aちゃんの弟ね！」
「……？？？？」
義弟もできました
弟が欲しいと思ってたけど、こうも急に出来ると理解が追いつかない。
父が無口なのは昔からだったが、これくらい…再婚する、って事くらいは教えてほしかったかな。
…でも、なんとなく優しそうな人だ
「ほら、孝行。挨拶しなさい」
孝行くんはズボンをぎゅっと握って俯いていて、口を開く様子は無い。
何度栄子さんが言っても反応無し。栄子さんは「挨拶くらいしなさい！」と怒鳴った。
「え、栄子さん！！…あの、ほら…孝行くんはまだ小学生ですし、緊張してると思うので！！」
「…でも挨拶くらい……そうね、ごめんなさい。」
「…よ、よし、孝行くん！私と遊ぼっか！！…あ、父はリビングにいるので」
「じゃあその子の事頼んだわ、お願いねAちゃん」
「はい！お任せ下さい！！」
前言撤回。あれすぐ怒ってくるタイプの人だ、多分。
…いや、でも弟ができたのは嬉しい！！
自室まで孝行くんを連れて行き、部屋に置いているお菓子を出しながら孝行くんに話しかける
「私はA。よろしくね！ところで孝行くんって何年生？」
「……」
…きっと緊張してるだけ。そう信じてる。
「……あ、孝行くんの部屋もあるからね！荷物運ぶの手伝うよ！」
「……」
…どうやったら話してくれる…心を開いてくれるんだろう。
正直私は仲良くしたい。
…弟が急にできるのは驚くけど、弟や妹に…そもそも一人っ子じゃない事に憧れていたから。
なんとしてでも仲良くなりたい…！
出したお菓子は食べてくれているし、警戒はしてない…と信じたい。
１５分くらい無言が続いたが、栄子さんが「Aちゃん、総一さ…お父さんが来てほしいって」と呼びに来たので、私は部屋から出ることに。
「…あ、好きな事としてていいからね！」
やっぱり反応はなかった
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暇人な名無し(プロフ) - ゆきなさん» それな...() (2020年10月24日 9時) (
レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 多分餌付けは僕もされるわ…← (2020年10月23日 2時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ゆきなさん» 読んでいる間だけでもお姉ちゃんになってあげてください…！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年10月18日 17時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - え？僕もお姉ちゃんになりたい(真顔)だって一人っ子やしな… これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年10月18日 15時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - なコさん» ありがとうございます！良ければこの作品をこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 7時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
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