【d!】幽体離脱してた件2【rbr】

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『後悔したって遅いんだよなぁ…。あの時こうしていれば、なんて。
　止血も出来ないし、敵を殺すのに躊躇うし、頼まれた事も簡単にこなせないし…。…あの時ロボロさんが敵を床に叩きつけてくれなかったら、助けることすら出来なかった。』


止血の仕方、人間の急所、ナイフの使い方…上げ始めたらキリが無い程、色んなことを教えてもらった。
行きたいところに連れて行ってもらったりもした。

…わざわざロボロさんの時間を割いてもらってまで、教えてもらったりしたのに。


『…私、使えないな』
「ワフッ」


イフちゃんに顔を押し付けられ、びっくりして飛び退く。

「ワウッ！」
『…んふふ、元気づけてくれてたりして』


そんなわけないか、と思いつつ頭を撫でる。
……決めた。

『イフちゃん、私今まで思ってた事も全部言う事にする…！それが私の気持ちを一番伝えられるよね…！』


短い言葉じゃ伝わらない事も、伝えられない事も沢山あるし…！
思ってる事を沢山話して、反応を待とう…！！

…そりゃ、もしかしたら嫌われるような事言うかもしれないけど…。
まぁ、それで嫌われたら自業自得、って事で。…嫌われても、今までの恩を返す為に意地でもお手伝いするつもりだし。

…変に元気付いちゃったな。

取り敢えず、私の事が見える二人に謝りに行こう。
飼育小屋を出て、私は図書室へと向かった。

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