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『わくわくしますね、ロボロさん！！』
「わくわくするとこちゃうけどな……」
A国との戦争。
ロボロさんは矢をいっぱい背負って戦場に。私はその後ろをついてきただけだ。矢を持てるなら持って少しでもロボロさんの負担を減らしたいのだが、物にすら触れないのでどうしようも無い。
幽霊って思ったより辛いんだな
『あ、左から敵が回ってきてますよ』
「了解」
戦場でも共同作業ができるとは…。
弓を引くのって凄い力がいる、って聞いた事あるけど、それを楽々と引いているロボロさんはやっぱり凄い。
『体に戻れたら私弓の練習しますね』
「幽体離脱中…昏睡状態的なもんやろ？多分。そしたらまず筋力戻さへんとな」
『……キツいですね』
そうか…考えればそうだった。
魂がここにいるんだから、器は動かない。
ずっと寝たきりだろうし、動かないということは筋肉を使わないということ。
…つまり、幽体離脱して１ヶ月、全く筋肉を動かしてない。専門家とかじゃないから全く分からないけど、確実に筋力は落ちているはず。
…もし歩けないくらいまで落ちてたらどうしよう。元に戻すまで…元々どれくらいかはわからないけど、中々の時間を要するに違いない。
『……さーて、ロボロさんのアシスタントするぞー！』
「嫌なことは頭から抜いた感じやな」
『…あっ敵２人来てますよ〜、二人とも剣です』
「はいよ〜」
緩い感じで戦ってる。
…これぞ一心同体では！？
『すごい一心同体感ありますね！！』
「ちょっ、目の前飛び回らんといて！！見えへん！！！」
『あっすみません…つい嬉しくて』
もう幽体離脱終わるまでずっとロボロさんに付き纏うことにしよう。ロボロさんに拒絶されてないし、迷惑がられてもない。
もしその時がきたら大人しく別のところに行くけど、それまではロボロさんの元に置いてもらおう。
本部に帰ってからそれを提案してみよう、と決めた。
『あ、こっちにチーノさんが敵連れてきてます！！』
「なにしてんねんあいつ！！！！」
ここは楽しいし…。なんなら、ずっとここに居たいくらいだ。…いやまぁ、ずっと幽体離脱は嫌だけど。
多分だけど、幽体離脱前より幸せな生活してるんじゃないかな。
………あれ、幽体離脱前の生活って…何してたっけ。
私の中で一つ疑問ができ、モヤモヤ感が消えないままロボロさんのアシスタントを続けた。
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零音(プロフ) - 千菜さん» ありがとうございます！！よければこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年10月21日 14時) (
レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！この作品大好きです！これからも応援しています (2020年10月21日 11時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 暇人な名無しさん» コメントありがとうございます！そうです！視えるタイプです…！！ (2020年10月18日 21時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - snさんまさかの視えるタイプ...!?...でもまあ名前に神ってついてるぐらいだしちょっと納得？ (2020年10月18日 19時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 春さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年10月16日 17時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音 | 作成日時：2020年9月15日 20時
