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『兎いる!!!!可愛いですよ!!』
「せやなぁ」
『あっ狼いる!!本物は生で初めて見ました!!……えっ待って睨まれてるなんで…あ、唸られてる……』
…もしかして見えてる?
そう思いながら近寄ると、「ヴヴヴ……ッ!!!!」と拒絶された。…これは結構心に刺さる
『わ、私悪い幽霊じゃないよ…ほ、ほら、人間!!』
「ヴゥ゙………ッ」
『ロボロさん!!嫌われてます!!!!』
「泣きそうな顔で言わんといてや…」
「ワヴゥ゙ッ!!!」
『え゙っ噛まれる!?』
奥にいた狼が向かってきた。
咄嗟にロボロさんの後ろに隠れると、「大丈夫やでイフリート」とその狼の頭を撫でた。…か、かわいい…。
まぁ私が近付くと唸られるんだが。
「…あれ、ロボロが威嚇されてる…」
「あ、ひとらん…」
…私がロボロさんを盾に動物たちに近寄っているから、私が見えない人からしたらロボロさんに狼達が威嚇しているように見えるんだ。
ひとらんさんは「ほら、イフリート…ロボロだよ、大丈夫」と言いながら狼を撫でた。…あっ、可愛い
『……わたしも、なでなでしたい』
そう呟いてイフリート?を見ていると、私の方に歩いてきた。
…もしかしてこれは…?!?!
ロボロさんから少し離れた私の元に来ると、「ワゥッ」と鳴いて目を閉じた。…これは!!!
『………あっ触れない』
イフリートをすり抜けてしまった自らの手。…こんなに幽体である事を恨む事があるとは…。
『ご、ごめんね…もふもふしたいのに触れない……』
そう言うとイフリートは「仕方ない」とでも言うかのように鳴き、小屋の奥に戻って行った。
「…何かおばけでもいたのかな……霊媒師呼ばないと……」
「だ、大丈夫やでひとらんらん!イフリートが安心しとったってことはいい幽霊やろ!」
「…そ、そうだよな!」
若干涙目のひとらんさん。
おばけとか怖いの苦手なのかな…なんて思いながらロボロさんにいい感じに説得されているひとらんさんを見ながら、どうしたら触れたりするのかを考えた。
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零音(プロフ) - 千菜さん» ありがとうございます!!よければこれからもこの作品をよろしくお願い致します! (2020年10月21日 14時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - いつも楽しく読んでいます!この作品大好きです!これからも応援しています (2020年10月21日 11時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 暇人な名無しさん» コメントありがとうございます!そうです!視えるタイプです…!! (2020年10月18日 21時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - snさんまさかの視えるタイプ...!?...でもまあ名前に神ってついてるぐらいだしちょっと納得? (2020年10月18日 19時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 春さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年10月16日 17時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零音 | 作成日時:2020年9月15日 20時