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目黒とにかく今日早く帰ってきて。
目黒Aが話あるって。
目黒泣いて帰ってきた。
男だけのLINEにメッセージを入れると、みんな少しずつ早めに帰ってきてくれた。
メンバーが揃ったのを確認してAのことを迎えに行く。
ｺﾝｺﾝｯ
目黒
｢A、入るよ？｣
『……。』
ｶﾞﾁｬ
返事がなかったけど、約束したし。
そう思ってドアを開ける。
するとそこには今までに見た事ない、泣き腫らした目に震える肩。今にも消えてしまいそうなAがいた。
目黒
｢A、大丈夫…？｣
『…みんな帰ってきた？』
目黒
｢え、うん。｣
『じゃあ、話しに行くね。呼びに来てくれてありがとう。』
まるで、俺の“大丈夫？”という質問が届いていないかのような受け答え。
空元気にしか見えない元気を見せてみんなのいるリビングへ向かうA。
リビングではみんながテーブルに揃っていて、一斉にAの方を見るのがわかった。
渡辺
｢A、どうした。何があった。｣
『それを今から話すから。落ち着いて？』
渡辺
｢落ち着いてられるかよ！｣
岩本
｢翔太、Aも話すって言ってるから。｣
渡辺
｢……。｣
『あの、みんなの意見とか、話とかはちゃんと聞くから。まずは最後まで聞いてくれる？』
宮舘
｢分かったよ。｣
『今日ね、ドラマの撮影だったんだけど…』
と、今日起きた出来事を言葉を選びながら俺たちに伝えてくれたA。
まずは最後まで聞いてくれというAのお願いを守り、耐えていた俺たちだけど、最後の一言で黙っていられなくなった。
『それで、その薬が…、もしかしたら、、私、私…っ、』
言葉につまるAの背中を黙ってあべちゃんがさすり、涙を舘さんが拭いて、ふっかさんが手を握ってる。
『その、私…死んじゃうかもしれないの、、』
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作者名：あおだるま | 作成日時：2023年8月6日 10時
