特異体質持ってます 3 (ページ27)

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楽屋に戻り扉を開けると、こちらを振り返ったマネージャーが心配そうな顔をしていた。

マネージャー
｢A！大丈夫！？体調悪いって聞いて、ごめん、ずっと近くにいるのに気付かなくて……｣

『……。』

マネージャー
｢A？｣

『ごめん、マネージャー…今日はもう、帰れないかな…』

もしかしたら自分が死ぬかもしれない。
そう思ったら頭がグチャグチャになって、泣きながらマネージャーに訴えた。

マネージャー
｢そんなにしんどかったのか…？ごめん、すぐにスタッフに声掛けてくる。スケジュールは調整するから今日はもう帰ろう。｣

『ごめんね……』

マネージャー
｢大丈夫。こんな状態のA、これ以上仕事させられない。｣

マネージャーに手配してもらって家に戻ってきた。

予定よりも大幅に早い帰宅に、今日仕事がおやすみのメンバーは驚いていた。
いや、多分私の顔色に驚いていたんじゃないかな。

深澤
｢えっ、Aどうした？｣

阿部
｢A…、泣いた？｣

目黒
｢ごめん、その状態で部屋に戻せないんだけど。｣

そう言ってめめに腕を捕まれ、部屋に行くのを止められた。

『はなして…』

目黒
｢だめ。なんでそんななの。｣

『お願い。みんな帰ってきたらちゃんと話すから。今はひとりにさせて…。』

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