あの人たちしか信じられない２

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さすがに分かったかな？

仁「彩菜がいじめられとった場所…」

藤堂「そうだよ、正解」

言っとくか

藤堂「監視カメラを設置してあるんだよ」

越仁「！！」

財「は？まさか…」

千「知らんかったと？」

ん？ちょっと待て

越「え？知ってたの？」

財「おん、いじめられた後、彩菜が監視カメラを仕掛けとったの見たし」

え、見られてたの？

私、人の気配察知できなさすぎじゃない？

仁「マジか…」

藤堂「気付かなかった。怖っ！」

あれ？

藤堂「千里は何で知ってたの？」

千「財前とは違うところで俺も見たから」

わぁ…その時の私危機感ないじゃん

まぁ、味方陣営に見られてたからまだいいか。

越「夜月さん、さっきなんで…」

藤堂「あぁ、ごめんね。もう彩菜で大丈夫だよ。言いたいことは何で"今は夜月だよ"って言ったか、でしょ？」

越「うん」

藤堂「あのね、確かにここは防音。でも、窓付近は違うの。外に中学生がいたから、聞かれたくなかったの」

当時は外から聞こえる皆の練習してる音が聞きたくてわがまま言ったんだっけ。

徳「なぁ、１つ聞いていいか？」

藤堂「何？」

徳「中学生は彩菜のこと学年問わず呼び捨てだよな。何故だ？」

中「俺も思ってたぞ」

あぁ、そのことか

財「それはですね、彩菜が嫌がるんですわ」

入「は？」

越「先輩とかさん付けするなって言ってたので…」

鬼「それで、呼び捨てか」

硬っ苦しいの嫌だしね。

越財「はい…」

中「ハハッ」

徳「フッ」

入「あはは」

何で笑ってんの？笑う要素あった？

藤堂「え、何？」

鬼「彩菜らしいな」

藤堂「そう？」

良く分からんけど

大和「さて、そろそろ寝ますか」

中「だな」

夜更かししちまったなぁ

藤堂「そういえば、仁王は話したいことがあるって言ってたけど、何だったの？」

仁「いや、もういいんじゃ」

藤堂「え？何で？」

仁「彩菜に謝れたから…本当は謝るために彩菜に電話を繋いでほしかったんじゃけどな」

危ねぇ、繋ぐも何も私が本人だもんな

藤堂「あっ、そうなんだ」

仁「直接言えたから、すっきりしたぜよ」

藤堂「そっか…」

仁「あぁ、じゃ、おやすみ」

越財「おやすみなさい」

千「おやすみ〜」

藤堂「おやすみ〜」

入「良かったね。彩菜」

藤堂「うん、そうだね」

中「じゃあな。おやすみ」

全「おやすみ」

藤堂「うん、おやすみなさい」

そうして私は眠りについた

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