あの人たちしか信じられない２

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in外

あ、いた

カズヤ兄さんと十次郎兄さんが練習してるんだ

藤堂「奏多兄さ〜ん！」

奏多兄さんは見てるから抱きついても問題ないのだ！

入「わっ、夜月か。びっくりした」

藤堂「えへへ、そうそう、聞いて！

今日の５時に一軍が帰ってくるんだよ！」

入「…へぇー？」

あれ？あんまり嬉しそうじゃないな

藤堂「それで、お出迎え行ってくるね」

入「ねぇ、夜月、僕も行っていい？

夜月だけだと心配だから」

心配性だな

というか過保護って言うのかな？

一人でも大丈夫だと思うんだけどなぁ

まぁ、いいか

藤堂「うん、いいよ。

あ、話は変わるんだけど、もしかして部屋まで運んでくれたのって奏多兄さん？」

入「うん、そうだよ」

うわー、重かっただろうな

藤堂「ごめん。ありがとう。重かったよね」

入「大丈夫だよ。軽かったし」

兄さん、優しいな。

あっ、今思えばあの事言ってなかったなぁ

藤堂「そうだ、俺の正体、明日言う」

入「何で？」

あ、少し不機嫌になった…

そりゃ怒りたくなるよね、黙ってたんだもん

でも、ちゃんと聞いてくれるところは優しいなぁ

藤堂「今日の午前中、中学生三人に言っちゃったから。明日の午前中に話すって」

入「ばらすだけの資料は揃ってる？」

藤堂「大体は…残りの資料は明日の7時までに届くようにする」

入「何時にばらすの？」

藤堂「…9時くらいかな」

入「2時間で用意できる？」

藤堂「……頑張ります…」

まぁ、前日に大体は用意しておいて、当日の2時間で届いた資料の用意をする。うん、このプランでいこう

入「ねぇ、夜月。また一人で準備するつもり？」

藤堂「へ？まぁ、そうだね」

どういうことだろう？

皆に迷惑かけないように一人で用意しようと思ってたんだけど…

鬼「入江、わかってないぞ。夜月」

入「はぁ…だね」

え？

分かってない？何が？

徳「遠回しですからね。夜月が分からないのも無理ないですよ」

入「はぁ…」

そんな溜息つく？理不尽か？

マジでなんだ？

入「だから、手伝うって言ってるの」

藤堂「…いいの？」

入「駄目だったら手伝うなんて言わないでしょ？」

そうだな

鬼「お前のことだから迷惑かけないようにとか思ったんだろ」

藤堂「うっ…！」

エスパーだ

徳「誰も迷惑なんて思わないから、もっと頼れ」

藤堂「はーい、頑張ります」

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