あの人たちしか信じられない２

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入江side

あれ？彩菜、泣き疲れて寝ちゃったか…

普段から頑張ってるんだもん。仕方ないよね

ただ、ちょっと不満だったのは一番に鬼に抱きついたことかな

一番近くにいたから仕方ないんだけど…おもしろくなかった

彩菜に好意を持ってる人は少なくない

僕もその内の一人

一軍メンバーにも何人かいる

さて、そろそろ彩菜を部屋に運ぼうか

入「じゃあ彩菜を僕は部屋に運んでくるよ」

徳「分かりました」

鬼「俺たちは練習するか」

入「どうせだったら中学生とペア組んでダブルスでもすれば？」

越「いいッスね」

仁「楽しそうじゃな」

入「じゃあ行ってくるよ」

ヒョイ

うわっ、軽っ！

てか、細いなぁ

夜月の時は男勝りだけど、やっぱり女の子なんだね

そう言うところは藍子にそっくりなんだよね

藍子も男勝りだけど女の子であることには変わりない

正義感が無駄に強いところも似てるなぁ

そうそう、徳川君は藍子のことが好きなんだよ

でも、藍子は恋愛とかさっぱりなんだよね

あっ、彩菜もか

姉妹じゃないんだけど彩菜と藍子は良く似てる

鈍感なところ、いつも他人のことを優先させるところ、優しいところ

本当に不思議なくらい

まぁ、今の彩菜があるのは藍子のおかげかもね

あっ、部屋に着いた

ガチャ

入「これでよしと」

……

まだ彩菜自身には言えないけど…

入「彩菜、大好きだよ」

いつか君にこの気持ちを伝えるから

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