あの人たちしか信じられない２

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藤堂「詳しいことは分からない。

だから、お前たちに適当なことは言えない」

本当はわかってるんだ

でも、この事を話すと霧山家のことも話すことになる

今は伏せておこう

不「いつからここに？」

藤堂「うーん、中１の時からかな」

十次郎兄さんたちが高１の時に来たから…

うん、あってるな

幸「両親が死んだ後、藤堂はどうしたんだい」

不「やっぱり君の家で引き取ったのかい？」

そういえば、引き取ってくれるところなんてなかったなぁ

藤堂「彩菜の両親が彩菜当てに手紙を書いていた

彩菜は手紙に書いてある通りに行動したらしい」

てか、らしいじゃなくて実際にそうしたんだけど

藤堂「他に聞きたいことはある？」

跡「これは、俺たちが気になっている質問だ」

ヤバイやつだ。この悪い予感は当たる気がする

不「君の正体が知りたいなぁ」

そうなるよな

幸「早く」

ごめんね、藍子。あと１日なのに…

無理かも知れないけど、一か八か

藤堂「それは明日まで待ってくれ

明日になったら絶対に話すから」

幸「なら、明日の何時何分何秒？」

不「地球が何回回った時？」

コイツらの頭は小学生か？

明日なんだから地球はそんなに回らねーよ

跡部のばかが移ったか…

藤堂「明日も午前中の練習がないだろ

その時に言うよ」

跡「本当だろうな」

藤堂「あぁ、俺は嘘をつかない」

幸不「絶対だからね」

信じてねぇなぁ

藤堂「あぁ、絶対だ」

幸「じゃあ約束もしたことだしそろそろ行こうか」

あっ、正常に戻った

不「そうだね」

跡「どうした白宮。アホ面になってるぜ」

あっさり引いたな…

意外過ぎる

藤堂「うるせぇ。ただ、お前らがあっさり引いたことが意外だったものでな」

不「そりゃだって」

幸「楽しみは後に取っておきたいからね」

性格悪いな…だから魔王とか言われるんだよ

藤堂「なぁ、お前らだったら俺の正体くらい予想しててもおかしくないだろ？

分からないふりでもしてるのか？」

幸「調べたよ。でも、何も出てこないんだ」

跡「俺の執事にも調べさせたが無理だったらしい」

分からないふりをしてくれたんだ…

ミカエルさん、ありがとうございます

不「どこの情報を調べても全く見つからないんだよね」

そりゃあそうだろ

藤堂財閥、如月財閥、跡部財閥の力で私の情報を出なくしてるもん

幸「そうそう、勘違いしないでね。

君のこと、俺は嫌いだから」

藤堂「知ってるよ」

そう言って３人は出ていった

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