あの人たちしか信じられない２

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彩菜side

なんか幸村が始めようかって言った瞬間

入「夜月、いる？」

徳「午後の練習で確認したいことがあるんだが…」

財越「夜月ー、テニスしよー」

って声が…

跡「チッ、邪魔が入ったか」

不「案外早かったね」

まぁ、当然だよね

藤堂「当たり前だろ。俺、食堂に行ってないからな。朝ごはん食ってない」

いつも兄さんたちと食べてるからね

幸「そう言えば、俺たちも食べてないね」

そりゃ、気づかれるに決まってるだろ

とりあえず、ドア開けよう

ガチャ

財越「夜月！」

藤堂「グハッ」

光、リョーマ、タックルはやめようか

入「大丈夫？」

奏多兄さん、どっちの心配だ？

タックルか中学生たちに質問攻めになってることか

徳「この５倍は俺たちもか？」

あぁ、食堂で説明しようと思ってたヤツだ

財越「テニスしに行こう」

今は無理だな

藤堂「ありがとう。大丈夫だと思うよ。

カズヤ兄さん、その５倍はこの間のロードワークのヤツだから兄さんたちには関係ない

光、リョーマ、ごめんね。先約がいるんだ。

午後からならいいよ」

今言うことじゃないけど…お腹空いたなぁ

鬼「夜月、メシ食ってないだろ。ほら」

そう言って兄さんがくれたものは…

カ〇リーメイト

お腹空いてたから助かった

藤堂「ありがとう。十次郎兄さん」

幸「すみませんが先輩方、席を外してもらってもいいですか？」

うわぁ、中学生らしくない言葉…

入「うん、いいけど…」

徳「夜月に何かしたら…」

鬼「ただで済むと思うなよ？」

そう言って兄さんたちは出ていった

最後の方は正直怖かったな。うん

藤堂「じゃあ気を取り直して始めようか。

とその前に、お前らもメシ食ってないだろ？

これでも食いながら話そう」

そう、十次郎兄さんがくれたカ〇リーメイト

全種類持ってきてくれたんだけど…流石に食べれないし…

奏多兄さんはさらっとパンが5、6個入った袋を渡してきたからな

今日の朝食で出たんだろうな

幸「白宮さん、さっき藤堂の親が死んでいるって言いましたよね。死因は？」

なんか取材されてるみたい

藤堂「同い年なんだからさん付けやめろ

死因…ね。まぁ、暗殺に近いかな」

不「暗殺？」

藤堂「うん、母親は銃殺、父親は謎の交通事故だった」

お母さんの方は隣で見てたしな

銃声も聞こえた

幸「謎の交通事故って？」

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