あの人たちしか信じられない２

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徳「断る」

って速答…！

幸「へぇ、結夏の誘いを断るなんていい度胸してますね」

藤堂「いや、そうかな？カズヤ兄さんを誘う方がいい度胸してると思うけど？」

入「あはは、確かに」

霧「うう、ひどい…じ、じゃあ入江さ…」

入「絶対いや。断る」

当たり前だけど、速答なの笑える

ていうか、じゃあで指名するのもおかしいよな


財越「夜月―」

藤堂「うおっ…！」

抱きつかれた…

いいけど、力加減して

藤堂「ぐるじい」

死んじゃうレベルだよ

財「悪い」

越「ごめん」

そんなにシュンってしないでくれ。
申し訳ない気分になる

藤堂「いいよ。怒ってないから」

仁「二人とも、そんなに走らんでええじゃろ」

確かにな

越「だって…」

財「夜月の隣に座りたかったから…」

かわいいこと言ってくれるなぁ

藤堂「ありがとう。でも、俺、端に座るんだけど？」

気持ちはうれしいんだけど

財越「え…」

なんだろう。罪悪感が半端ないよ

幸「ねぇ、僕達を空気にしないでくれる？」

霧「座るとこがないならぁ、私の隣にぃ」

財越「絶対にいや！」

コイツらも速答だと…

てか、幸村のこと皆スルーしてる
勇者か？

霧「そんなに嫌がることないのにぃ」

いや、それは無理な話だよな

仁「夜月は勉強、できるんか？」

藤堂「うーん、微妙だな。応用問題になると特に自信がない」

千「基礎は？」

藤堂「まぁ、基礎くらいならできるよ」

財越「じゃあ、教えて！」

藤堂「うん、いいけど…俺にも分からないところは兄さんたちに聴いて」

財越「了解」

こんな会話をしていると

キィィィィィィィン

うわっ、うるさっ！

都「そろそろ座れ」

大和「始めますよ〜」

へぇ、もうそんな時間なんだ

鬼「じゃあ、行ってくる」

そう言って兄さんたちは前に出た

仁「夜月、夜月。こっちに座りんしゃい」

何故？嫌がらせかい？

藤堂「何故、まん中？」

千「財前と越前が放心状態になっとるばい」

え〜、そこまでショックだったのか？

藤堂「仕方ないなぁ」

これでいいのか？

藤堂「光、リョーマ、良かったら隣に座る？」

財越「座る！」

本当に単純な奴らだなぁ

かわいいけど

越「夜月、始めて名前で呼んだね」

藤堂「駄目だった？」

越「いや、むしろ、うれしいっす」

藤堂「なら良かった」

徳「今から、勉強会を始める」

鬼「自分がやりたい教科を勉強しろ」

入「分からないところは聞いてね。以上」

都「じゃあ、始めろ」

さぁ、勉強会の始まりだ！

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