あの人たちしか信じられない２

59 ページ21

藤堂「誰が天才だって？」

モ１「はぁ？」

モ４「聞こえねーよ」

藤堂「ふざけんな。一回しか試合してないだろ。なんで次は勝とうとか思わねぇんだよ。

今から勝てないなんてあきらめてんの？

天才？化け物？意味わかんない

俺だって最初は下手だった。負けて悔しい思いもたくさんした

でも、努力して努力し続けて、やっとの思いでいろんな技が使えるようになったんだよ！」

最初から上手い人なんていないだろ

全「……」

藤堂「はぁ、竜崎先生、試合を続けますか？」

竜崎「いや、もういいよ。不快な思いをさせて悪かったね」

先生が謝ることじゃないのに…

藤堂「いえ、こちらこそすみませんでした」

私達はその場を後にした

天才か…中学生は知らないけど、U-17に天才はいないと思う

たとえ天才がいたとしても皆努力してる

馬鹿にするな…

大和「彩菜ちゃん、大丈夫ですか？顔色が悪いようですが…」

藤堂「ありがとう。大丈夫だよ。でも、天才って言われると腹が立つね」

大和「よく頑張ったね。さて、行きましょうか」

藤堂「あぁ！」



in倉庫

大和「１ヵ所に何個くらい仕掛けてるんですか？」

藤堂「そうだね〜、各学校ごと違うけど、ここは1〜2個。

裕大兄さんはそっちのカメラを頼む

私はこっちのカメラを取るから」

大和「分かりました」

ガチャガチャ

大和「取れました」

藤堂「ありがとう。じゃあ、この調子で校舎裏と部室に行こうか」

大和「分かりました」

こんな感じでカメラを取りまくった

校舎裏のカメラは全体が見える木に一個だけ置いてた

部室は窓から侵入してパパッと取った

あっ、良い子はまねしないでね

藤堂「帰ろっか」

大和「そうですね」

そうして私達は竜崎先生にお礼を行ってから合宿所に戻った

60→←58

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す