あの人たちしか信じられない２

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藤堂「裕大兄さん、おまたせ」

大和「いえ、では行きましょうか」

藤堂「うん。お医者さん、よろしくね」

医者「今は医者ではなくスパイですが」

今は霧山家の医者をしながらスパイもしてる

まぁ、私が頼んだんだけどね

跡部家も霧山家の不正行為の資料を調べてるけど限界がある

だから、直接家に医者として行ってもらって本物の資料を送ってもらってる

たまにダミーがあるからね

大和「よろしくお願いします」

私たちは車に乗り、青学に行った



in青学

藤堂「ありがとうございます」

医者「いえ、大したことありません。では、気を付けて行って来てくださいね。

大和様、お嬢様をよろしく頼みます」

大和「はい」

私たちはお医者さんにお礼を言ってから校門をくぐった

藤堂「はぁ、緊張してきた」

大和「じゃあ、竜崎先生に許可をもらいに行きましょうか」

藤堂「う、うん」

正直言って怖い…

もう帰りたい

大和「…彩菜ちゃん、大丈夫ですよ。僕が絶対に守りますから」

あぁ、やっぱり心強いなぁ

私もしっかりしないと！

藤堂「うん。ありがとう。じゃあ、行こうか」

いざ、職員室へ

大和「こんにちは、竜崎先生いらっしゃいますか？」

竜崎「おお！来たかい」

大和「お久しぶりです」

竜崎「校内を見学したいそうだな。まぁ、いいが、条件付きだよ」

えぇ…

大和「なんでしょう？」

竜崎「うちのテニス部の練習に少しでもいいからつき合うことだ」

え〜、嫌だなぁ

大和「……」

いや、黙ってないで無理だって言ってくれ

仕方ない。私が言おう

藤堂「あっ…」

竜崎「おや？そっちのフードを被った子は？」

大和「あ、あぁ、U-17のメンバーです」

駄目だった……

竜崎「ほぉ、強いのかい？」

大和「ええ、かなり強いですよ。青学のレギュラーでも勝てません」

竜崎「それは凄いねぇ。じゃあ何人かその子の相手をさせようか」

え？マジで？！

大和「えっと…」

竜崎「名前は何て言うんだい？」

人の話を聞け〜！５分だけでもいい〜！

じゃなくて！

どっちだ、偽名の方がいい？それとも本名？

でも、青学のレギュラーに言われたくないし…

竜崎先生とも面識はガッツリあるし…

大和「…今は、白宮夜月と名乗っています」

竜崎「今は？」

駄目だ！裕大兄さんばかり頼ってたら

藤堂「あ、あの…とある事情で本名が名乗れないんです。

すみません。でも、何人かと相手をすれば校内を見学させて頂けますか？」

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