あの人たちしか信じられない２

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藤堂「うわっ！」

いってぇ、落し穴？にしても、浅いな

てか誰だよこんなところに落し穴掘ったヤツ

藤堂「あれ？この白いのって…タオルだ！」

掘ってみるか

土の中からタオル5枚、ドリンクボトル35本発掘した

藤堂「これは、ふざけてるの度を越してるだろ。絶対文句言ってやる」

そういえば、昼ご飯食べてない…

藤堂「とりあえず、帰ろ」

袋の中にドリンクボトルをいれて、タオルは持って…

はぁ、ダルいし重いし…

嫌がらせなんだろうけど、さすがの私でも我慢の限界というものがあるじゃん

あっ、鷲君たちは森に帰したよ


藤堂「着いた―」

洗濯してドリンクボトル洗って…

ご飯食べに行くか

ピンポーンパーンポーン

黒「夜月、30秒以内にモニタールームに来なさい」

は…？30秒以内？！

無理じゃね？

これ、走っても間に合うか？

藤堂「黒ベェ、無茶、言うな…」

黒「でも、30秒ぴったりですね。さてと、今までどこに行ってたんです？」

藤堂「森にタオルとドリンクボトルを探しに行ってました」

絶対カメラで見てただろ

黒「どうでしたか？」

藤堂「タオル30枚は木にありました。残りの5枚とドリンクボトルは埋まってました」

大変だったんだからな

黒「ふふふっ！」

藤堂「おい、黒ベェ、笑うところじゃねぇよ」

そのゲスい顔やめろ…

こっちは笑い事じゃなかったんだから

黒「どうやってタオル、取ったんですか？」

藤堂「にゅうちゃんの鷲君たちに取ってもらった」

私も鷲が欲しくなったよ

黒「便利ですね…」

便利だけど多分にゅうちゃんだから飼い慣らせてるんだよね

藤堂「話はこれだけ？なら帰るよ」

黒「あぁ、待ってください。この資料をあなたに渡そうと思って」

前置き長かったな…

藤堂「そう。で？何の資料？」

黒「見れば分かります」

説明、省いたな

面倒くさいんだろうな。それか、ここじゃ言えないこと？

藤堂「了解です。じゃあ」

ご飯…はいいや。部屋に戻って資料でも見ようかな

藤堂「さて、中身は…これって…」

使えるな、この資料

コンコン

藤堂「誰だ！」

幸「白宮さん、幸村です」

ヤバい資料はベッドの下に隠して…

藤堂「どうぞ」

ガチャ

幸「失礼します。少しお話しがあって」

今更なんだ…？

藤堂「そうか。で？要件は？」

幸「彩菜のことについてです」

藤堂「そうか。後、彩菜のこと嫌ってるなら名前で呼ぶな」

幸「すみません。跡部に調べてもらったんですが、あなた、何者ですか？」

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