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助けて貰ったあの日以来、彼の姿を見ることはなかった。
彼が一体どんな人物かも知らないので、探そうにもできない。
『もう、どこにいるのよ…』
見た目からして同い年ぐらいだろうか。
暗くてあまり顔を見れなかったが、伍代という名前だけが唯一の頼りだ。
「どうしたんだよ、A。考え事か？」
顔を上げると、そこには剛が立っていた。
とても心配そうな顔で私を見つめている。
『うん、実は人を探してて』
「人？」
私は、先日起きた出来事を剛に話した。
ヤンキーに絡まれたこと、そして助けて貰った人がいること。
「そんなことがあったんだな」
『って言うか、剛こそその怪我どうしたのよ！』
剛は昨日までなかったはずの頬に絆創膏をはっていたのだ。
「あぁこれか？ちょっと転んじまってよｫ」
『ほんとに…？』
絶対何かあるな、、これ
剛は嘘をつく時だいたい私と目を合わせない。
幼馴染なめんなよ
『怪しい･･･』
剛をじっと見つめていると「おーい難破ぁ！！」
と、元気な声が教室に響いた。
「あっ島崎くん」
島崎くんと呼ばれた彼は私と剛が座る机の間にどかっとしゃがみこんだ。
『初めましてだよね？』
ちなみに彼と私は初対面である。
剛とは仲がいいみたい
「俺は島崎登、よろしくな！」
『山羊Aです。』
金髪のリーゼントヘアが特徴的なのでヤンキーだろうか。
白百合高校にヤンキーがいるなんて珍しい。
「どうしたの？」
と、剛が聞く。
「いやぁー昨日助けて貰った兄貴が忘れられなくてよぉ!
あぁどこにいるだろうなアニキ･･･」
『アニキ？』
一体誰のことだろうか。
私は疑問に思い島崎くんに聞くことにした。
「昨日さ！市松の奴らに袋叩きにされてよォ、」
『えっ！？大丈夫なの！？』
「もうダメだって思ってた時に！！アニキが現れたんだ！！」
『そのアニキってどんな人なの？』
「もうかっこいいんだぜ？！金髪頭に白の特攻服だろ？それに 殺 って書かれたマスクつけてよぉ」
んん？
どこかで見た事のある姿を想像できるのだが。
「へっへぇ、、金髪頭で特攻服とかちょっと怖いね」
いや何言ってんの。剛でしょ。
と、心の中でつっこむ。
『ねぇ、喧嘩はもうしないんじゃなかったの？』
島崎くんが興奮しているすきに、剛に耳打ちをした。
「色々あったんだよ･･･」
きっと島崎くんはそのアニキの正体が剛だと言うことに気づいてないようだった。
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ふーちゃん(プロフ) - 初めて読みました！ドラマの伍代くん好きすぎて読みながらキュンとしちゃいました。続きが気になって仕方ないです☺︎更新楽しみにしてます。 (2022年6月7日 0時) (
レス) @page41 id: 949a281e88 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 赤星おめでとうございます! 主人公ちゃんが可愛くて最高です‼︎ (2022年6月4日 10時) (レス) id: ce143be96d (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - アカボシおめでとうございます！ (2022年6月4日 6時) (レス) id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - 伍代くんッ！好きって言っちゃった…。私、夢主ちゃんよりも画面の前で喜んでます！どうなるんでしょうか。いいですね。さらわれた女を助けに来る男…。かっこよすんぎ。ていうか、夢主ちゃん心が強いですね！体張ってますね。更新頑張って下さい！ (2022年6月3日 2時) (レス) @page41 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅむ(プロフ) - 渚さん» 確認させて頂いたところ、記載ミスでした。千鳥商業高校で合ってます。ご指摘ありがとうございます<(_ _)>訂正させていただきます。 (2022年5月17日 23時) (レス) @page28 id: ced63d2759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎゅむ | 作成日時：2022年5月8日 23時
