＊ ページ3
優太side
「すぐに痛いの楽にしてあげるからね」
廉「っ…はぁっ、っ…」
俺の言葉に小さく頷いてくれた廉。
「腰の所ちょっと捲るね、ごめんね」
軽く服を捲ると、赤黒く腫れてる。
紫「っ、痛いよね」
「うん。結構ここに体重がかかった感じだね」
見た感じ、結構腰にダメージを負ってる感じだな。
これだと歩くのも痛いだろうな。
「廉、ここに痛み止め打つから。少し我慢してね」
廉「っ…わかっ、たっ…はぁっ、ふぅ」
腰に打つのは痛いけど、こうすると結構楽になるはずだから。
「紫耀、動かないように固定してくれる？」
紫「分かった。廉にぃ、ごめんね。抑えるよ〜」
廉はあまり動かないと思うけど
何かあった時怖いから紫耀に軽く固定してもらう。
「ちょっとチクッと痛いよ〜」
廉「っ、いっ…っ、ふぅ」
「あと5秒頑張ろうなぁ」
廉に聞こえる声で秒数を数えながら痛み止めを入れてあげる。
「はい、よく頑張りました」
廉「っ、ふぅ…はぁっ」
暫くそこで休んでたら痛い止めが効いたみたいで
顔色も良くなったし、呼吸も落ち着いてきた。
海「廉にぃ、どうして落ちちゃったの？」
廉「寝起きで、目がちゃんと開いてなかったみたいで、踏み外した」
「マジか。何段くらいから？」
廉「5段くらい？」
5段の高さって結構だな。
それで腰を何度も打って落ちちゃったみたい。
勇「でも無事でよかった」
玄「そうだね」
誕生日を痛いだけの思い出にさせたくないからね
＊
＊
「廉、朝飯食えるか？」
廉「おん、食べれるよ」
「じゃあ、あっちに移動しよっか」
紫「あ、俺抱っこするよ！」
廉「えっ、ちょそれはハズいって…」
紫「でも歩けないでしょ？」
廉「それはそうやけど…」
廉的には弟の紫耀に抱っこされるのが恥ずかしくて嫌なんだと思う。
俺に目で助けてって合図してる笑
「ほら、紫耀の方が若いし力持ちだよ？」
廉「っ、父さんまで！」
「ふふ、大丈夫全然恥ずかしくない。な？」
廉にはもう少し弟たちに頼る事を覚えてほしいからね
「海人、玄樹。父さんと一緒に朝ごはんの準備手伝って」
海・玄「はーい」
末っ子2人は俺が預かるから
廉は紫耀に頼ってね。と心の中で伝えてキッチンに消えた。
＊
＊
廉「しょお、お願いしてもええ？」
海「頼んだね、廉にぃ」
「だね」
後ろからそんな声が聞こえて
チラッと確認すると紫耀に横抱きされてダイニングに移動してきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。いつもコメント下さりありがとうございます！！5周年、今年はいつも以上に6人の絆やメンバー感を出したかったのでこういう形にしてみました。マネさんにも活躍してもらったお陰でより深まったかなぁと。読んでくださりありがとうございます (6月4日 20時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 5周年話見ました。まさかメンバー全員がそれぞれやられてるって言う展開は驚きでした。マネさんの活躍がとても輝いていました。読んでてマネさんのカッコいい一面やキンプリを助ける姿はベストシーンでした。メンバーや先輩や後輩以外の人が助ける話はとても貴重でした (6月3日 19時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。いつも感想コメント下さりありがとうございます！頂けるたびにとっても嬉しい気持ちで胸がいっぱいになります。今回はいつもと違う風なお話しに仕上げたつもりです！笑楽しんでくださってたら幸いですm(__)m (2023年5月11日 22時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 入所記念話見ました。最初はまさか廉くんが黙ってメンバーの前から姿を消すなんてって驚きでいっぱいでした。全体的にシリアスって感じでした。見事に廉くんの肺がんが奇跡的に回復して良かったです。渡辺先生の弟が初登場しましたね。読んでる最中はドキドキしました。 (2023年5月10日 23時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 廉くんの入所記念story見ました。続き待ってます！ (2023年4月29日 0時) (レス) id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2023年1月21日 17時
