呪われ者はもう一回の人生、復讐に使いますの特別集(？) (ページ45)

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顔を上げればコップを片手に鞄を持つらっだぁ。

rd)「…また残業？」

『うん…ほんと……めんどくさい…』

溜め息を零したいのに零せない。

そんな気力すらない。

rd)「手伝うわ」ｽｯ

そう言ってしゃがみ、散らばった書類を集める

らっだぁ。

『いや、いいよ、また手伝ってもらうのは
　気が引けるしさ…？』

そう。昨日の残業もそのまた前の残業も、

手伝って貰ってるだけ。

残業は私しかしない。

だから…ねぇ？罪悪感がさ？

rd)「俺がやりたくてやるだけ。ほら、拾って？」

『、………』

『お前なんで彼女いねーの』

rd)「あ、惚れたぁ～？」ﾆﾔﾆﾔ

『、嫌いになった』

rd)「えー、」ﾍﾗﾍﾗ

zm)「んぉっ、またか？」ﾋﾟﾀｯ

書類を集め終わり、手に持ったとき、

ゾムが声を掛けてきた。

『いやーそうなんだよねー』ﾍﾗｯ

zm)「………、貸せ」

『え？、あっ？！え！？』

ゾムはそういうと私の手元からごっそりと

書類を奪った。

zm)「……？、手伝ってやるっつってんの、…」ﾋﾗｯ

そう言ってこちらを向き、書類をﾋﾗﾋﾗさせる

ゾム。

rd)「よかったなw」

『……うん』

この二人か居るなら…少しなら耐えるかな…、