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真剣な目の校長先生と目が合う
リカバリーガールも真剣な顔をしていて…
相澤先生の方を見ると静かにこっちを見つめながらもどこか不安そうな顔をしていた
そっか…
「先生方のお話は分かりました。そもそも"個性"のことについて曖昧して入学しただけじゃなくてヴィランからも声をかけられてる…その時点で警察に送られてもおかしくない。アウトナイトの娘だからこそ、もともと要注意人物のはずなのに……」
根津「……徳丸さん」
「…けど、先生達は今も私のことを信じてくれている。なら、話さない理由なんてないです………むしろこっちこそ"個性"のこと、黙って入学してすみませんでした」
人に言いたくなくて隠していた自分の"個性"
"個性"を隠していたのにはもちろん理由がある
ただ…………
先生達は私のことを信じてくれている
一人の生徒として見てくれている
ならば謝罪すべきは私の方だし……そもそも先生方が頭を下げたり、頼み込む必要はない
今の自分の気持ちが伝わるよう、私は精一杯気持ちを込めて頭を下げた
相澤「………顔を上げろ、徳丸」
根津「徳丸さんの思いはしっかり伝わったのさ！」
先生達の声に顔を上げつつ、少し泣きそうになってた気持ちをゆっくりと抑える
一度深呼吸をして、しっかりと息を整える
大丈夫、先生達は大丈夫
そう自分に言い聞かせ、しっかり先生達と目を合わせた
「……私の"個性"は五歳に発現しました。先生方の知っている通り、私の母と同じ自然災害。とても強力で危険な"個性"です」
相澤「それは学校に報告していた"個性"だな？…書類にも記載されている」
「はい。"個性"はその一つだけだと最初は思ってました。けどその一年後、私の友達の個性が発現した時に、私も同じ個性が出たんです」
リカバリー「同じ個性ってのは全く同じものが…ってことかい？」
「はい。その子の個性は手から水を出すことが出来るものだったので私も手から水を出しました」
根津「…………なるほど。要するに"個性"がコピー出来た、ってことかい？」
流石校長先生…頭の回転が早い
「多分、それに近しいものだと思ってます。コピーするには条件があって自分の目でその"個性"が使われている状態を一度視ることです。今のところ、出来なかったものは無いですね」
根津「……試しに何かやってみてほしいのさ！」
「何か…ですか。あ、そうだ」
この前初めて視たばっかだけど…
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箱推しになりがち人間(プロフ) - この小説の相澤先生が一番好き、、 (2022年2月6日 9時) (
レス) @page3 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！読んでてすごく楽しいです！更新待ってます！ (2021年11月25日 14時) (レス) @page2 id: 8b77a302af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さと | 作成日時：2021年10月26日 14時
